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『Life by You』は実際にプレイ可能なリアリティ番組

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Colin Campbell
2024年4月29日

『Life by You』は「史上最大のライフシミュレーションゲーム」であるとゲームディレクターのロッド・ハンブル氏は言います。 本作は、プレイヤーが自分自身で作り上げた世界の中で、好きな人物になってプレイできる、現代を舞台にしたファンタジーとしてデザインされています。

6月4日(米国時間)にEpic Games Storeで早期アクセスが開始される『Life by You』は、ハンブル氏が長年にわたって手がけた人気シリーズ『The Sims』と比較するのが妥当かもしれません。 ハンブル氏が『The Sims』シリーズを率いるようになったのは2000年代初頭のこと。その頃リリースされた『The Sims 2』は、当時世界で最もプレイされているゲームのひとつでした。 2009年にリリースされ、同じく世界的ヒット作となった『The Sims 3』にもハンブル氏は引き続き関わっていました。

ハンブル氏を含むParadox Tectonicの開発チームは、ライフシミュレーションというジャンルにおいて大きな存在感を放つこの先輩たちと『Life by You』をいかにして差別化するかを考えました。 Paradox Tectonicは、『Life by You』はこれまでのライフシミュレーションゲームよりも開放的で移動の自由度が高く、できることの幅も広がっていると言います。 また、これまでのタイトルよりもアニメ調のビジュアル表現が抑えられていることも特徴です。 本作に登場するキャラクターたちは現実味のある言葉を使って会話をします。表現派の書くヒエログリフのような文章やチンプンカンプンな言葉は使いません。

『Life by You』では非常に幅広いMODが作成可能であることも、重要なポイントであると言えるでしょう。 プレイヤーはParadox Tectonicが開発に使用するのと同じツール群を使って、思うままにゲームを改修できるのです。 この根本にあるのは、プレイヤーは多くの人物や物語、会話、クエスト、そして自分自身が選ぶ目標に溢れた世界で、自らのデジタルライフを自由に創造可能であるべきだ、という考えです。
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『Life by You』は人々の個性、社会、そして人間同士の交流が主題のゲームです。 かつて皆さんがベビーサークルの中で好きなものや好きな人々に囲まれながら、様々な遊びを楽しんでいたようなもう一つの現実世界なのです。 また、完全なシングルプレイヤー向けゲームであることも特徴で、 誰かに見られることも、誰かに批判されることもありません──が、それを望むのであればプレイする様子を配信することも可能です。

「決まりきったリニアなストーリーをプレイするのではなく、自由なやりとりを通じてプレイヤー自身が自らの物語を作れるようになったらすごく魅力的だろうなと、ずっと考えていたんです」と話すハンブル氏は、かつてデジタルソーシャル空間である『Second Life』の運営に携わっていたほか、往年の名作MMORPG『EverQuest』をはじめとする数々のゲームの開発を行ってきました。

「私にとってライフシミュレーションゲームとは、最も身近な題材である現代の日常生活を表現するものです」とハンブル氏は続けます。 「私たちは皆、日常生活のエキスパートです。 多くの芸術形式は現実の生活とその中の困難を表現することに長けており、それらを驚くべき奥深さで描き出します。 ライフシミュレーションゲームでは、誰でもそれと同じことができるようになるんです。 広大なキャンバスを用意することで、プレイヤーが自らの物語を語ることを通じて、ゲームの中で自分だけの芸術を作り上げられるようにできるのも強みです」

ハンブル氏は、『Life by You』は「これまで関わった中で一番大規模なゲーム」であり、スウェーデンのパブリッシャーであるParadox Interactive(ストラテジーシミュレーションの大作『『Crusader Kings』』や『Stellaris』などで有名)が「極めて野心的なプロジェクトに出資してくれた」ことに感謝していると述べています。

ハンブル氏が本作品に取り組み始めたのは6年前のこと。 「リアルで大規模なオープンワールド・ライフシミュレーションを実現可能なポイントまで、テクノロジーの進化が進んだと判断したんです」とハンブル氏は話します。 「これまでにないほど多くの機能を備えたライフシミュレーションを作り上げること。それが本作の中心となる柱だったのです」

『Life by You』のプレイ方法


では、『Life by You』はどのようにプレイするのでしょうか? そして、これまでに一度もライフシミュレーションを経験したことのないプレイヤーでも問題なくプレイできるのでしょうか?

ゲームを開始すると、いくつかの初期ワールドの中から好きなものを選ぶことになります。ハンブル氏は「初期ワールドの中には、オリンピック村のようにあらゆる肌の色を持つ人々が暮らすワールドや、全員がパン[セクシュアルl]のワールドもあるので、どんな人でもそこのキャラクターに入り込む余地があります」と言います (初期ワールドはすべてプレイヤーの好みに応じて変更可能です)。
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ワールドを選択した後はキャラクタークリエイターにアクセスし、自分自身を自由に形作ることができます。 ハンブル氏によると、20代前半ごろの自身の姿に近い見た目が出てくるまでランダム生成を繰り返す人が多いとのことです。

『Life by You』では就きたい職業も選ぶことができます。無職も選択可能で、この場合も最小限の収入は確保されています。 ゲームで仕事をするなんて退屈だと思うかもしれませんが、仕事を通じて社会とのつながりを得たり、笑えるようなシナリオを仕立て上げたり(会社をクビになる覚悟があるならかなりの好き放題ができます)、進捗チャレンジに励んだりできるようになります。

あるいは、単純にお金をたくさん稼いで買い物をして、理想の家や車、ファッションを手に入れることもできます。 「ゲームをプレイするためにお金を払うのであれば、自分の好きなようにプレイできるべきです」とハンブル氏は言います。 「すぐに速い車で走りたいなら、それが可能であるべきなんです」

ただし、素敵な物を手に入れることがこのゲームの真の目的ではありません。 ハンブル氏は自身のライフシミュレーションゲームに関する経験から、多くのプレイヤーはただ創造的な活動がしたいだけであることを理解しています。 理想の家を建てたい人は、「建築」ツールと豊富な資材を使うことで、素敵な内装や自然豊かな庭を即座に作ることができます。

『Life by You』には数多くの複雑な要素が実装されていますが、誰でも楽しめるように設計されています。 「初期設定をそのまま使うのであれば、文字通り3回クリックするだけでプレイを開始できます」とハンブル氏。 「可能な限り早くプレイを始められるようにしたかったんです。 家も最初から用意されていて、 近所の人たちと挨拶を交わしたら、 すぐに最初のクエストに取りかかることができますよ」
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ストーリーとクエストは確かなゲーム体験と報酬を与えてくれますが、いずれも必須なわけではありません。 「プレイヤーの中には、手ごたえのあるゲームプレイで達成感を求める人もいます。アイテムを集めたり、ステータスを上げたりすることにやりがいを感じる人たちですね。 本作では探求できる要素を数多く用意しているので、こうしたプレイヤーの方々が望む挑戦やゲーム体験も提供できます」

『Life by You』には『たまごっち』のようなゲームプレイ要素も存在し、キャラクターが十分な食事や休息をとり、清潔な状態を保ち、娯楽を楽しめるようにすることで、生活をきちんと維持していく必要があります。 とはいえ、たとえば夜のように比較的静かな時間帯をどのように過ごすかを考えるだけでいいのです。 友人と遊ぶもよし、SNSやメッセージを通じて地域の噂話に花を咲かせるもよし。

多くのライフシミュレーションゲームでは、建物の外観のみを表示して中身は隠し、ロード画面でゲームプレイを中断させます。 『Life by You』では、プレイヤーの視界に入る場所は即座に探索でき、キャラクターが配置され、ワールドの一部として組み込まれています。

プレイヤーはゲーム内のオープンワールドを自由に探索することができます。料理やガーデニング、工作、筋トレ、交流、散歩、ドライブ、あるいは単に他の人との偶然の出会いを楽しむなど、好きな場所へ行って好きなことをできるのです。 また、遭遇したキャラクターの中に入り込んで、そのキャラクターとして生活をすることもできます。

他の人々と友好的に(または非友好的に)会話をすることは、本作の創発的なストーリーテリングの中核を成す要素です。 『Life by You』では精神的な自己分析も魅力のひとつですが、本作の大部分は自分以外の人々に関することで占められています。 現実世界と同じように、自分という存在や個性を他者との関係性を通して認識することになるのです。

楽しい思い出を創る


『Life by You』でシニアデザイナーを務めるハンナ・カルヴァー氏は、上司であるハンブル氏よりも少し若い年代のため、ライフシミュレーションゲームとの関わりが開発スタジオでの仕事から始まったハンブル氏とは異なり、中学生の頃に友人たちと一緒にプレイしたところから始まっています。

「他の子たちと同じように、当時の私はライフシミュレーションゲームに熱中していました」とカルヴァー氏は振り返ります。 「中学校ではずっと『The Sims』のことばかり考えていました。 自分自身や[ゲーム内の]友達を作って何か楽しいことをするのに夢中になっていたんです。 そのため、このジャンルにはとても思い入れがあります」
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『Life by You』を担当する前、カルヴァー氏はモバイルゲーム部門で働いていました。 カルヴァー氏は、収益第一のゲームデザインが不可欠であるモバイルゲーム開発に未練は感じていません。 「PCゲーム部門で働けるのはとても嬉しいです。ひたすらゲームを面白くすることだけに全力を注ぐことができますから。 子どものころに熱中したゲームのひとつが『The Sims』だったこともあって、キャリアが一周回ってあるべき場所に戻って来たなという感じがします」

カルヴァー氏はさらにこう続けます。「自分の思い出に残っている楽しさを、本作を通じて他の人たちにも届けたいんです。自分自身や自分の周囲の人たちを形作って、その中で生活できる楽しさです。 『Life by You』をプレイする人たちにも、いつか懐かしい思い出となる体験を提供したいと考えています」

カルヴァー氏はライフシミュレーション以外のシミュレーション、たとえば『Crusader Kings』のような、中世ファンタジーを舞台に帝国の領土を拡大していくことを通じて自分自身を知っていくゲームもよくプレイしていたと話します。 『Life by You』では、ヨガインストラクターやバリスタ、自動車ディーラーやサラリーマンといった多彩な職業に満ちた現代世界で、同じような自己探求を体験することができます。

「現実の自分とは少し違った自分になれることが、本作の魅力のひとつです」とカルヴァー氏は言います。 「大人になっても自分の中の空想的な部分を失わずにいることは大事なことです。 『ダンジョンズ&ドラゴンズ』のようなファンタジー世界を舞台にしたゲームを通じて自己探求を楽しむ大人の方々もどんどん増えています。 自分を新しい状況に置いて、普段の自分ではない誰かになると想像してみるという体験は、単にもう子供じゃないからという理由で失うべきものではないと思います」

『Life by You』の中心的なデザイン原則のひとつは、空想したり実験したりすることは共通した需要として存在するものの、多くの場合、ライフシミュレーションゲームのプレイヤーが求めるものは人それぞれ異なっているとしっかり認識することです。 自分や周囲の環境をそのままデジタルの世界に作り上げて、そこから少しだけ調整を加えることでより楽しい、より面白い世界にする人もいれば、 出世街道を突き進み、自分好みの家を建てることに楽しみを見出す人もいます。 たくさんの人が独創的な目標を持っているのです。
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カルヴァー氏が「支離滅裂なプレイヤー」と表現するのは、「何かを限界まで試してどんなことが起きるのかを確認したがる」タイプで、彼女自身もそんなプレイヤーの1人だと言います。 見方によっては、これは自分自身が主演を務める、インタラクティブで無計画なリアリティショーのようなものだとも言えます。

カルヴァー氏はこう続けます。「ゲームをトレーラーやプレゼンで紹介する際、実際にゲームをプレイした時の驚きを完全に伝えきれているのかどうか確信が持てないことがあるんです。 本作は創発的で驚きに満ちて、何が起きるか予想ができないようなゲームデザインになっています。 私の一番好きな瞬間はキャラクター同士の会話が滅茶苦茶になってしまうときなんですが、これはゲームを実際にプレイすることでしか体験できないことですよね」

人々、そして場所


アートディレクターのリチャード・クー氏も以前はモバイルゲームの開発に携わっており、自分一人か少人数のチームで多くの新ゲームをリリースしてきました。 そして、PCゲームの大型プロジェクトに参加する機会に飛びつきました。 そこでも、長い間チーム内のアーティストはクー氏ひとりだけでした。 「私は多くのスタートアップで働いてきたので、何かをゼロから作り上げることにはとても慣れていました」とクー氏は語ります。

早期アクセスのリリースが近づいた今でも、チームの人数は数えるほどしかいません。 「アジャイルな開発体制は保っておきたいんです」とクー氏は続けます。 「そうすることで、実験して様々なことを試しながら、プレイヤーが求めているものを作り上げることができますから。 本当に重要なことだけに集中して取り組むことができるんです」
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クー氏が『Life by You』の開発を始めた当初、彼もチームメンバーも自分たちが作るものにどんなアートの方向性を持たせるべきなのか、大まかにしか把握していませんでした。 「他のゲームとの差別化を図りたかったんです」とクー氏は説明します。 「アニメ調過ぎずリアル過ぎない、その2つの間のちょうどいいバランスを探っていました」

さらにクー氏は続けます。「多くのライフシミュレーションゲームは非常に若年層向けに偏っていると感じます。 アートやキャラクターたちの動き、キャラクター同士のやりとりがとてもアニメチックで大げさなんです。 プレイヤーの多くは『The Sims』をプレイしながら成長したと思います。ただ、今は大人になって、アニメ調過ぎない、自分たちと一緒に成長したようなゲームを求めているんです」

様々なロケーションを備えながらも、プレイヤーが途方に暮れたり孤独感を感じたりしないような世界の広さに抑えることも、苦労した点のひとつです。 『Life by You』の最初のワールドは海辺の町で、地区ごとに居住エリア、ショッピングエリア、ビジネスエリア、レジャーエリアとそれぞれ用途が決められています。 プレイヤーは公園や広大なビーチ、町の外に広がる山岳地帯などを自由に探索することが可能で、そこでは家を追加で建てていくこともできます。 現在は海辺の小さなリゾートタウンくらいの規模ですが、今後拡張されていく予定です。

「カジュアルでプレイしやすく、美しい景色が楽しめます」とクー氏は言います。 「ビーチへ出かけてコミュニティに交ざるのもいいですし、夕焼けや日の出を見て、ただ美しい眺めを堪能するのもいいですね。 みんながそこで時間を過ごしたくなるような世界です」

クー氏の最大の課題は、キャラクターの正確な描写、特に服装の描写でした。 「キャラクターのカスタマイズ機能は非常に作りがしっかりしていますが、技術的にはかなり難しいものでした」とクー氏は語ります。
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「たとえば、ゲームのシステムにより、プレイヤーは洋服やファッションを通して真の自己表現ができます」とクー氏は続けます。 「現実世界でそうであるように、シャツ、ジャケット、スカーフ、ハンドバッグなどのように、いくつも重ねて身につけることができるようにするため、私たちは多大な努力を払いました。しかし、すべてを同時に動作せることは容易ではなく、シャツはズボンに入れるか外に出すか、といった問題が出てきます。 プレイヤーがファッションを通して自己を表現できるようにしたかったんですが、技術的に難しかったですね」

キャラクターがゲーム内で生活を送り、他のプレイヤーと交流する際のキャラクターの動作においても問題に直面しました。 多くのライフシミュレーションゲームでは、エモートやアイコンを用いて感情を表現しますが、『Life by You』は会話テキストと組み合わさったボディランゲージや顔の表情を用いています。

「プレイヤーが特定の状況に置かれた場合、反応がいかにもあらかじめ用意されたものではなく、自然に感じられるようなものにしたいと考えています。 プレイヤーにとって、置かれた状況がリアルに感じられるように、常に新たな感情を追加し、何層にも積み重ねています」

また、キャラクターの感情的反応は、話している会話の内容と合致する必要があります。そこで、『Life by You』の言語エンジンについてご紹介します。

会話の芸術


通常、ライフシミュレーションというジャンルは、実際の言語での会話を避けてきました。 厳密にスクリプト化されていない言語を使うことは、会話ツリーが多少変化するだけでも、創発的なゲームに取り入れるのが難しいことで有名です。そのため、従来のNPCの限られた反応に見られるように、基本的な考えや反応以上のものを繰り返し表現することができず、イライラさせられる繰り返しになることが多いのです。

『The Sims』のクリエイターとして知られるウィル・ライト氏は、シム語と呼ばれる独自の言語を考案することで、この難題に取り組みました。シム語は、人間の感情を伝える簡単なフレーズ、ビジュアルエモート、声の合図を組み合わせたものです。 この独創的な解決策は何十年にもわたってうまく機能してきましたが、本物の言語が持つ複雑なニュアンスの代わりとなる存在であることに変わりありませんでした。
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『Life by You』はテキスト言語エンジンを活用しており、これによりプレイヤーは他のキャラクターと会話ツリーを楽しむことができます。 これは標準的な複数選択肢としてプレイヤーに提示され、便利なガイドとして結果の確率がパーセントで表示されています。 隣人の気を引こうとしているなら、嫌味ったらしい侮辱よりも、洗練された誉め言葉を選択するのが賢明です。 会話ツリーはこれに応じて調整され、プレイヤーと他のキャラクターとの関係性をはかるゲージも同様です。 恋人ではなく友達を探している場合、それに最適な返答と会話のキューを見つけます。

この選択肢と結果は、それぞれのキャラクターの特性のマトリクスに影響されます。 つまり、隣人が疑い深く、被害妄想を持ったタイプである場合、ハッピーエンドが起こる可能性は減少します。 もちろん、プレイヤーキャラクターにも独自の特性があり、プレイヤーはこれをゲーム開始時に選択します。 この特性は調和が取れていることが理想的です。たとえば、恥ずかしがり屋でいながら、社交的では辻褄が合いません。

重要なのは、プレイヤーがゲーム内の会話や結果の確率を好きなように変えられるということです。 他のキャラクター全員に自分の会話が機知に富み、魅力的だと感じてほしいと思うなら、その変更を行えます。 また、ゲーム内の会話を自分の好きな口調に編集することもできます。 ゲーム内の全員を1960年代のヒッピーのような、または1860年代のカウボーイやカウガールのような話し口調にしたいなら、そのような編集を行えます。
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プレイヤーは会話全体をゼロから作成することもでき、非公開にして楽しむことも、他の人と共有することも可能です。 多くの場合、会話はストーリーの基礎となります。そのため、『Life by You』の会話MODはストーリーテリングとなり、会話を書くことはゲーム開発となるのです。 プレイヤーは、キャラクターとの交流に基づく完全なストーリーを作成できます。

スクリプトは、特定の名前やキャラクターの特性を含むように調整することができます。 たとえば、「乱雑」な特性を持つキャラクターは、ベッドが片付いていないという会話に対して、「整然」な特性を持つキャラクターとは全く異なる反応をするようにスクリプトを組むことができます。

『Life by You』の開発を始めた当初は、言語はデザインの一部ではありませんでした」とハンブル氏は振り返ります。 「チームは言語エディタを提案したんですが、私がその採用に躊躇した理由は、実際の言語は人間の無数の感情を伝える手段であり、人間として機能するためのものだからです。 ウィトゲンシュタインが定義した、言語の限界が世界の限界を意味するという考え方に似ています。もし私たちが感情を表す言葉に名前を付けられなければ、それを本当に体験できるのでしょうか? 真実かどうかはさておき、問題の複雑さはこれでお分かりいただけると思います。

「シニアソフトウェアエンジニアのテッド・ハングが言語エンジンを構築し、それが実際に機能し、私のキャラクターが他のキャラクターと話しているところを目にしました。もう後戻りはできないと思いましたね」とハンブル氏は話を続けます。 「私たちは、ビジュアルノベル、インタラクティブフィクションなど、会話に依存するゲームを数多く研究しました。プレイヤーが快適に使用できる最適なシステムを見つけようとしたのです。 分岐するダイナミックな会話を作り上げるこの可能性は、私にとって魔法のようですね。 プレイヤーに話をさせて、会話を通して自身のストーリーを物語ってもらうことはとても重要なんです」
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ハンブル氏は、言語エンジンがゲーム内のワールドに、より幅広く影響を与えるようにデザインされていると言います。 「言語はゴシップシステムに結びついています」とハンブル氏は説明します。 「人々が何かを話したり、行動したりするとき、この情報はどのようにワールドで広まっていくのでしょうか? 仕事に遅刻してきた同僚を見たら、ゲーム内のSNSアプリに投稿するかもしれません。もしくは、他の同僚に話すかもしれません。そして、その同僚が上司に話し、結果として何かが起きるかもしれません。 これを理解することは簡単ですし、情報が広まり、結果として何かが起こるということを人々は自然に理解しています」

「会話は、会話に関与している各動作主[つまりキャラクター]の独断的な状態を変える可能性があります」とハンブル氏は話を続けます。 「知識も変わります。ゴシップは通常、このように機能します。 知識は創発的システムであり、もちろん、現実世界でそうであるように、時に大変なことになります。だからこそ重要であり、とても楽しいのです。 ライフシミュレーションゲームの開発は、材料を詰め込んでみて、何が出てくるかを観察することです。時には、『うわ、午前2時に[ゲーム内の]知り合いが全員パブで酔いつぶれているよ』ということもあり、それがその少し前に誰かが何か言った結果起こったりするわけです」

ワールドのMOD


プレイヤーが自由にゲームを変更できるという要素は、常に『Life by You』のデザイン計画の中心にありました。 「MOD作成は基本的な要素です」とハンブル氏。 「プレイヤーがシームレスにMOD作成を行い、ゲームプレイに変化を与えたり、深みを加えたりできるようにする必要があります」

『Life by You』(あなたが作る人生)というタイトルなのは、真っ白のキャンバスに絵を描くようなプレッシャーを与えない程度に、プレイヤーに自由を感じてほしいためです。 コンテンツがない一連のツールであるというだけではありません。 何も使わずにそのままプレイしても、これまでにないほど多くの機能を備えたライフシミュレーションなんです」とハンブル氏は続けます。 「そこでプレイヤーは、『それもいいけど、自分はこんなキャンバスにしたいんだ。 自分が身近に感じられるようにさまざまな変更を行いたい』と変更することもできるわけです」

MODはセーターの色や家のレイアウトの変更など、『Life by You』の既存の要素に単純な変更を加える形で使うことができます。 MOD制作者はゲームのビルドツールを使用して、ゲーム内アイテムの新しいバージョンを作成することもできます。 野心家のMOD制作者なら、ゼロからほぼすべてを作成し、ゲーム内に配置することも可能です。

ハンブル氏は、MOD制作者が作品を共有できるようなストアが将来的に登場すると述べています。 また、サードパーティのポータルで共有し、作品を購入してもらうことも可能です。

「MOD制作者に、『Life by You』は私たち開発者の許可なく好きなことができる場所であることを知ってもらうことが非常に重要だと思います」とハンブル氏は付け加えます。 「何千人もの人々が私たちのクリエイティブツールを使用して、Patreonやその他のサービスで作品を売ることで、あるいは配信者になることで生計を立てられるようになったとしたら、それは素晴らしいことだと思います。ぜひ応援したいですね。 これはウィンウィンの関係ですよ」
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「ゲームには、私たちがゲームシステムを開発するのに使用するツールが搭載されています」とハンブル氏は続けます。 「私たちがゲームシステムをいかに作ったか、スキルがどのようにレベルアップするか、クエストやイベントシステム、会話の動作方法、どこでキャラクターに遭遇するか、クラフトシステムや料理システムの仕組みなどが分かるようになっています。 そしてプレイヤーは、これらすべてを自由に変更できます。 これがゲームを誰でも楽しめる所以です。 プレイヤー自身のワールドですからね」

カルヴァー氏は、プロのゲーム開発者と同じツールを使用することに対して及び腰になる必要はないと言います。 「こういうことに手を付けるには、既にプログラミングが得意であるべきだという認識があります。 しかし、実際は非常に開放的で、使いやすく設計されています。 私は基本的なゲームデザインを子供に教えていたことがあるので、自分自身の一部をゲームに入れ込むことや、自分自身のストーリーを語ることに伴う満足感を理解しています。プレイヤーやMOD制作者がどのような独創的な作品を作るのかとても興味がありますね」

多くのプレイヤーは、自分のMODや個人的なゲームプレイの好みを非公開にすることを選ぶはずです。 他のプレイヤーが不快だと感じるかもしれないワールドでプレイしたいと思うプレイヤーも間違いなくいます。 しかし、共有MODという公共の場においてさえも、どんな作品が発表されようと、いかなる形であれ支配的な検閲は避けるつもりだとハンブル氏は主張しています。
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「プレイヤーが作品を作ったら、それはそのプレイヤーのものです。 私たちはプレイヤーの作品に対していかなる権利も持ちません。これには配信する内容も含まれます。 DMCA(デジタルミレニアム著作権法)[の著作権に関する訴状]を私たちから受け取ることはありませんよ。 私たちは、自分たちをお絵描きプログラムやワープロのように考えています。 これらの製品を作る会社が、使用方法について指示したり、取り締まったりするなんて考えられないことですよね」

「企業による検閲がゲームプレイヤーの妨げとなり、ゲームにかなりの代金を支払っている人々に、ゲームクリエイターとしての価値観を押し付けていることに、大きな懸念を感じています。 私たちはそういう立場にないんです」とハンブル氏は付け加えます。 「とはいえ、早期アクセス期間を利用して、コミュニティモデレーションのニーズを特定し、誰もが参加できる安全なコミュニティを確保するために、どこに手を差し伸べればよいかを理解するつもりです」

人生を肯定するような素晴らしいMODとともに、不快な内容も出てくることは十中八九間違いありません。 しかし、多人種でパンセクシャルであることが初期設定にあることからも明らかなように、ゲームの中核部分に関しては、安全と感じられ、インクルージョンを体現するような環境を作ることに重点を置いていると、ハンブル氏とチームは述べています。

Paradox Tectonicの広報担当者によると、チームはさまざまな権利擁護団体から描写における助言を受けて作業をしているとのことです。 「私たちはこれらの権利擁護団体やゲーム分野で見過ごされがちなクリエイターたちとの協力関係を継続し、意見を求めていきます」と広報担当者は話しています。

自分のワールド


『Life by You』は誰もが楽しめるゲームであると、ハンブル氏は確信しています。 「自分のワールドを作り、町全体を自分の好きな人物で埋め尽くせます。 そして、自由に自分のバージョンを作成し、ワールドに出向くことができます。 全員に恋心を抱かせて自分に夢中にさせることもできれば、全員の年齢が自分と異なるワールドに住むこともできます。また、全員が特定のセクシュアリティであるようにすることもできます」
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開発者たちは、『Life by You』が他人に気兼ねすることなく、自分だけのファンタジーの世界に没頭できる感覚をプレイヤーに提供することを強調しています。 「私はこのゲームをシングルプレイヤーゲームにするだけではなく、オフラインでプレイ可能なゲームにしたいと強く思っていました」とハンブル氏。 「多くの人々がライフシミュレーションゲームを自分探しのために使います。 プレイヤーは、初めてセクシュアリティを探求する手助けとなるようなストーリーを語ったり、家庭を築いたり、結婚したり、異なる性別を経験したりといったアイデアを試すかもしれません」

「これは自分のワールドであり、何でもできる。このアイデアがプレイヤーにとって魅力的なんだと思います。 私にとっては間違いなく魅力的です。だからこそ、このゲームを作りたかったわけですから」

『Life by You』は、6月4日(米国時間)にEpic Games Storeで早期アクセスがリリースされます。