『Alan Wake 2』初のゲームプレイプレビュー

2023.6.9
執筆:クレイグ・ピアソン

ブライトフォールズにまたいらっしゃいましたね。ここは、ページに書かれた言葉が現実になる場所です。 

アラン・ウェイクがこの奇異な小さな町と不気味な環境を初めて発見したのは10年以上前のことで、闇の世界から現実世界へと少しずつ侵食し始めた闇の存在に遭遇した時でした。 『Alan Wake 2』でアランは闇の世界に囚われ、闇の存在をそこに留めるために自分の自由を犠牲にしています。 闇の世界の外に登場するのは、新たなプレイアブルキャラクターであるFBI捜査官のサーガ・アンダーソンで、今回私たちが見せてもらったゲームプレイの中心となる存在です。 

『Alan Wake 2』初のゲームプレイプレビュー - サーガ・アンダーソン

私たちがFBI捜査官サーガ・アンダーソンを初めて目にするのは、彼女が死体を探す場面です。 アンダーソン捜査官自身が司法解剖を行った、元FBI捜査官のRobert Nightingaleの死体を探しているのです。 憑依された死体が遺体安置所から逃走し、コールドロンレイクに戻ろうと試みる前には、アンダーソン捜査官が死体から1枚の原稿を取り出していました。 そのページによって湖の犯罪現場に導かれたアンダーソンとパートナーは「境界域」を探します。 こうして今回初めて目撃する『Alan Wake 2』のゲームプレイが始まります。 

FBI捜査官のアンダーソンは、解決不可能とも思える事件を解決してしまう才能と技量を持ち合わせています。 死んだ男が生き返るという事件は間違いなく解決が困難ですが、彼女とパートナーのAlex Casey捜査官は冷静に処理していきます。 2人の捜査官にとって、「怪物、境界域、儀式」は恐れる対象に値しないように見えます。 

犯罪現場である、儀式的な走り書きで埋め尽くされた水浸しのピクニックエリアでは、森の中へ続く足跡が見つかります。 ここでアンダーソン捜査官の捜査能力が紹介されます。 彼女はゲームのいかなる時点でも、「精神世界」と呼ばれる思考の部屋に入ることができます。 捜査に関するすべてがここに保存されています。 壁全体を覆う調査ボードには、手がかりがぎっしりと書かれています。 アンダーソンはここにメモや写真を貼り、それらを動かしてつながりを見つけることで捜査が進行します。 手がかりがボードに正しく配置されると、新たな推理が明らかになります。 

『Alan Wake 2』初のゲームプレイプレビュー - 犯罪現場

アンダーソンはボードに足跡の写真を貼ります。すると、ボード上で「Where did Nightingale go?(Nightingaleはどこに行ったのか?)」と書かれたメモとつながり、精神世界から出るよう促されます。 アンダーソンは犯罪現場にパートナーを残し、原稿に書かれていた「境界域」を探します。 

雨の降り注ぐ森の奥深くへと足跡を辿るアンダーソンは、懐中電灯に反応する暗い色のアーティファクトがある木にたどり着き、そこでさらに本のページを見つけます。 アランによって書かれたページには、彼女の未来が記されています。 ページは手がかりとなるので、アンダーソンは精神世界に戻ってさらに捜査を進めます。 アランは彼女をWitch's Hut(魔女の小屋)へと導きます。懐中電灯の力を目の当たりにし、ヒューズや照明に関するアランの忠告を読んだアンダーソンは、手がかりを移動させて「光が鍵である」という推理を明らかにします。 光は守り、露呈させます。 

この事実は、アンダーソンが木からさほど遠くない場所にあるWitch's Hut(魔女の小屋)に到着すると証明されます。ヒューズを入れ替え、小屋に照明が灯ると、Break Room(休憩室)に変わります。ここはゲームをセーブし、さらなる手がかりを見つけられる安全な場所となります。 一部のBreak Room(休憩室)では次元を行き来し、闇の世界でアラン・ウェイクとしてプレイしたり、ブライトフォールズに戻りアンダーソンとしてプレイしたりできます。 

小屋には他にも、アランがNightingaleの失われた心臓と魔女に関係のある儀式について詳細を記したページといった手がかりもあります。 アンダーソンは精神世界に戻り、調査ボードで手がかりを整理します。すると、新たな形式の捜査でのみ解決できる道筋が複数現れます。 アンダーソンはProfile(プロファイリング)を行う必要があります。

プロファイリングは精神世界の机上で行われます。 Nightingaleの写真を見つめながらメモ(「The Heart(心臓)」、「The Page(ページ)」、「境界域」など)に囲まれたアンダーソンは、真実を見つけ出すため殺人鬼の心理に入り込めるようになります。 Nightingaleが現れ、曖昧な言葉を発しますが、ほとんど何も分かりません。 アンダーソンは新たに加わった能力でさらに深く掘り下げ、Nightingaleの失われた心臓に集中すると、最終的にこの行方不明の臓器が、小屋の近くにある店の冷蔵庫に保管されていることが明らかになります。 境界域に向けてもう一歩前進しました。 

『Alan Wake 2』初のゲームプレイプレビュー:店

店は遠くはありませんが、斧を持ち鹿の仮面をつけた、異常なほどの怪力と意思を持つカルト信者によって守られています。 ここでは、敵を倒すのに必要なコンボの存在が紹介されます。 カルト信者の心臓部分にある暗い色のアーティファクトに光を当てることで信者は弱体化し、そこに何発か銃弾を撃ち込むとノックバックさせることができます。 敵を倒すためには、このコンボを数回行う必要がありますが、その後アンダーソンは自由に店を捜索できるようになり、最終的にショットガンと心臓を見つけます。 

心臓を手にしたアンダーソンは、今度は魔女を見つける必要があります。 森の中を捜索し、境界域に近づくと、アンダーソンはカルト信者による急襲を受けます。 より大きなこの遭遇者の登場は、『Alan Wake 2』における戦術的なコンボをベースにした戦闘を披露します。光は重要な要素となります。 懐中電灯と銃のコンボは、敵が近寄らないようにするために有効ですが、今度は光で溢れたエリアがあり、ここで一息つきながら再装填することができます。 敵が近づきすぎてアンダーソンを掴んできた場合は、発煙筒をたいて敵の口に入れればスタン状態にできます。 カルト信者を倒したアンダーソンはふらつきながら先へと進み、魔女を見つけます。情報ボード上の魔女の絵には、心臓のあるべき場所にぽっかりとまん丸な穴が空いています。 アンダーソンはNightingaleの心臓をこの穴に入れ、アランの書いた言葉を読み上げます。すると、境界域が姿を現します。 

中には見慣れた森が広がっていますが、森はねじれていて、中にいる人間を混乱させるためにループ状になっています。 アンダーソンはつまずきながら中を通り、息子が自分を呼ぶ声を聞き、アランの姿を一瞬目にし、Nightingaleのわめき散らす声に導かれます。 彼女が死亡したFBI捜査官につまずくと、この図体の大きな灰色の男性の胸で心臓が輝き、大きな枝を振り回しながら戦いを挑んできます。 死者はアンダーソンの光に怖気付き、木立の中で戦いつつ、最終的に圧倒され敗北します。 

『Alan Wake 2』初のゲームプレイプレビュー - 境界域

ここでアランはアンダーソンを見つけ、危険を知らせますが、2人は境界域から追い出されてしまいます。 泥まみれになり、闇の存在が「話を変えた」と喚くアランは、ようやく闇の世界から解放されたようです。  

『Alan Wake 2』は2023年10月17日(米国時間)にEpic Games Storeで入手可能になります。 今すぐ事前購入しましょう。