Rebel Cops

『This Is the Police』のスピンオフとなる『Rebel Cops』は、シリーズのターン制の戦術シミュレーション要素に焦点を絞っている。寄せ集めの警官部隊を率いて、街に現れた犯罪勢力に反旗を翻せ。常に物資が不足し、1発の銃弾で警官の命が奪われる状況で、どれだけ耐え抜くことができるだろうか。

プレイヤーは厳密には警察ではないが、唯一の正義の味方

犯罪組織の界隈に現れたばかりの残虐な首領ヴィクター・ズエフは、瞬く間にリプトンの街を掌握した。地域の為政者だけでなく、地元の警察までもが彼の成すがままだ。脅迫と恐喝の達人であるズエフは、街のあらゆる事業を掌握し、彼自身の犯罪帝国の手駒として利用している。しかし、納得できない警官たちはズエフに屈することを拒んだ。圧倒的に不利な状況の中、彼らの戦いは続く——正義のため、そして街を取り戻すために。

スリリングな銃撃戦、鍵となるのは隠密作戦

プレイヤーが戦うのは、人員も銃の数も敵に劣るゲリラ戦だ。潜伏場所や遮蔽物を駆使して敵に静かに近づき、敵が警戒する前に無力化せよ。使用可能な物資には、非殺傷武器や装備に加え、特殊な戦術パークも存在し、反抗組織をアップグレードすることでアンロックされる。確かに、時には暴力に頼らざるをえない状況も訪れる。いざという時に躊躇は禁物だ。本ゲームでは、敵にも味方にもHPバーは存在しない。撃たれた者はあっという間に失血し、頭部に被弾すると即死する。

探索や物資の回収を行い、警戒を怠るな

『Rebel Cops』では、現場内の隅々で戦闘が展開されるコンパクトな作戦だけでなく、サンドボックスゲームにも匹敵する広大なエリアでの探索も提供される。すべての部屋を探索し、金庫や保管庫をこじ開け、入れないエリアへの進入方法を探そう。とにかく、役立ちそうな物を見つけたらすべて回収せよ。集団行動で慎重に進むもよし、危険を承知で散開し隈なく探索するもよし。

正義を貫くのか、悪に染まるのか

情け容赦のなさがズエフの権力の鍵だ。同じようなやり方に従わずに、彼を倒すことはできるのだろうか？作戦全体を危機に晒すことになっても、困窮する市民らの願いを聞き入れるのか？業務をこなしているだけの民間の警備員を容認するのか？戦争では、生き残るために手段を選ぶなと言う者もいる。しかし、忘れてはならないのは、名声が金銭よりも貴重であるということだ。世間で敵意が芽生えれば、名声も簡単に地に落ちてしまう。業者には取引を拒否され、味方からも背を向けられることになりかねない。