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『Airborne Kingdom』の作曲家たちが空の都市建設ゲームについて語る
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Paul Aubry and Simon Desrochers
これを実現するには、ゲームの核となるテーマのバランスを、音楽制作に組み込む必要があることがすぐにわかりました。『Airborne Kingdom』では、プレイヤーが小さなプラットフォームから賑やかな王国へと都市を構築するにつれて、都市を中央に保つことがゲームの主な目的の1つになります。そうでなければ、王国は傾き始め、冒険を求める住民にさまざまな問題を引き起こします。同様に、私たちは希少性と開放的な感覚を音楽で正確に表現し、空中に音が浮かんでいる感覚を伝えながら、楽曲に音を詰め込みすぎないようにしたかったのです。フルートや他の管楽器はこの基礎となるムードを作り出すのに役立ち、もつれ合う弦楽器の音色は滑らかな長く伸びる音を奏で、軽やかな音に層を加えています。

『Airborne Kingdom』では時間がゆっくりと、しかし確実に過ぎていき、プレイヤーがゲームの世界の広大な領域を探索するとき、昼と夜は完璧に調和した一定のサイクルで繰り返されます。昼夜を区別するために、私たちはピアノ曲を作り、夜の音楽の基礎にベルの音色を注意深く配置しました。そして、よりはっきりとしたギターと弦楽器で、新しく始まるそれぞれの1日の音を定義しました。私たちが望むのは、新しい1日の始まりにプレイヤーが精神的に十分な休息を得たと感じることであり、より暖かく、よりエネルギッシュな曲のアレンジで毎朝プレイヤーをリフレッシュさせることを目的としています。そして昼夜の両方で使われているパーカッションは、ゲームを24時間動かし続けるためのリズミカルなモーターとしての要素があります。
『Airborne Kingdom』の物語は、プレイヤーたちに地上の遠く離れた文明を発見するよう徐々に促し、最終的には遥か昔に風で飛ばされた世界をもう一度繋げる必要があります。ストーリーの中で常に感情に訴え続けるには、その一体感を反映した音楽を生み出す必要があります。『Airborne Kingdom』の広大な世界が明らかになるにつれ、随所で実体のない人間の声が重ねられ静かな合唱となり、砂漠の風景で流れるクラシックギターなど特有の楽器が組み合わせられていきます。この重複していく効果は私たちにとって非常に重要であり、ゲームのビジョンに優雅に当てはまる、上昇していく経路を的確に捉えています。

それと同じくらい重要だったのは、異文化から生まれた音色を発見し、それらを組み合わせて、真に催眠的で世界的なサウンドにすることでした。インド原産のバーンスリーフルートは、繊細で軽快なメロディーで伝統的な管弦楽フルートを補完し、ゲームの音楽で基盤となる楽器になっています。他にも、リクと呼ばれるアラビアの打楽器がちょっとしたインドのタブラドラムと融合し、前方に進むリズミカルな動きの感覚を作り出しています。「ワールドミュージック」という言葉があまりにも広範囲で使われ、重要な文化的特異性を持つ音を一般化しすぎている場合があります。『Airborne Kingdom』での私たちの使命は、ラテンアメリカから中東まで、さまざまな地域の音に等しく触発されたアレンジメントを持つ、本格的にグローバルな交流を音にすることでした。私たちにとって最も縁のなさそうな楽器は、実際にありとあらゆる場所から集められました。控えめに加えられている、静かに押し寄せる風をループしたサンプリングは、雲の中の軌道を地図にしていくプレイヤーの体験に紛れもないリアル感をもたらすはずです。
『Airborne Kingdom』以外でもビデオゲームの曲を作るということは、調和を成立させ、ゲームプレイに圧倒されたり気を散らすほど多くのエネルギーを発散することなく、音によってプレイヤーを遥か遠くの世界に誘うことを意味します。ゲームが展開するペースは、音楽に合わせる際に考慮すべき非常に重要な点であり、『Airborne Kingdom』では都市自体を主要なキャラクターとして構成することで、独特のヒントを提供しています。都市が『Airborne Kingdom』の広々とした風景の中で動き回る様は、音楽の焦点となっており、私たちは、空を横断する街の優雅な進行を補完することができる、穏やかで、ゆっくりと広がる楽曲を作ることを目指しました。
『Airborne Kingdom』は現在Epic Games Storeで、PCとMac用の事前購入が可能です。12月17日のリリース以前に事前購入をされた方には、無料のサウンドトラックが提供されます!
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