
『Darkest Dungeon II』初の大型アップデートに前作の獣などが登場


『Darkest Dungeon II』は、前作の虚無的なテーマからの脱却を目指すものですが、前作の熾烈で容赦ないロールプレイングゲームのすべてを過去のものにするわけではありません。
「Beasts & Burdens」アップデートは、本日配信されるゲームの早期アクセス版の開発において初の大きなマイルストーンとなり、数々の主要なアップグレードに加え、クリーチャーの巣窟という形で、この意欲的な続編にオリジナルゲームの一部を導入しています。
クリーチャーの巣窟は、山と谷以外のどの地域にも出現する新しいノードで、プレイヤーはランダムなビースト集団と、間に休みを挟まない2つのウェーブで対決することになります。この遭遇で勝利すると特別な戦利品が手に入り、宿屋に届けると、パーティーに大きな利益をもたらします。
しかし、このゲーム内の新しいノードが非常に独特なのは、オリジナルタイトルからの要素が詰め込まれていることで、ゲームディレクターのクリス・ブラッサ氏は、コミュニティへの遊び心のあるオマージュだと称しています。
「『Darkest Dungeon II』の敵のほとんどは、人間をベースにした突然変異やハイブリッドで、各派閥は世界の終わりへの対応を反映するよう意図的にデザインされています。」とブラッサ氏は説明します。「私たちはこのマイルストーンを計画したとき、一風変わった野生の生き物を取り入れることで、ローグのギャラリーに多様性を持たせる機会になると考えました。新しいモンスターたちをあちこちに配置することもできましたが、同類をまとめて一つの小さな集団にするのは、とても楽しくゲームらしいと思いました。」
強暴ナッシャー、ウェバー、スピッター、カリオン・イーターのコレクションは、一度倒すと次の宿屋まで運搬して実際の報酬を受け取らなければならず、ゲーム内のインベントリを圧迫することにもなります。
「クリーチャーの巣窟は、まさにRed Hookの仕事の進め方を象徴するもので、核となるコンセプトからしっかりした機能が構築されています。マイルストーンを設計していくうちに、『モンスターを増やす』という単純な使命が、ユニークな報酬と戦闘構造を持つ新しいロケーションタイプに発展したのです!」

また、『Darkest Dungeon II』への大規模な追加となるのは、普段プレイヤーがヒーローを選択する分岐点が改良されている点です。今回のアップデートでは、デフォルトの放浪者ではなく、すでにスキルを習得しているヒーローが登場します。中には、外科医のペスト医師のように、特別なクラスで登場するキャラクターもいます。
ゲームデザイナーのタイラー・シグマン氏によると、このアップグレードは、ローグライクゲームの核となる部分を構築し、プレイごとに異なるゲームの感触を提供するとのことです。
「ヒーローはゲームの心臓部であり、私たちは1作目よりもヒーローの範囲と能力を広げることに多大な投資をしてきました(例えば、各ヒーローは『Darkest Dungeon II』で11種のスキル、『Darkest Dungeon』で7種のスキルを持っています)。Hero Pathは、ヒーローの行動を発展させる次のステップとなります。
「3つの共有Path(全ヒーローが利用できるパス)があり、ヒーローがスキルを習得した状態でスタートするかどうかを変更することができます。しかし、それぞれのクラスには、主人公の能力を劇的に変化させる、完全にカスタマイズされた2つのパスも用意されています。」
『Darkest Dungeon』の世界ではしばしば見られることですが、クラス固有のパスは、それぞれのヒーローに強みだけでなく弱みも与えることになります。つまり、プレイヤーにパーティーの構成について熟考させることで、ヒーローの使い方を広げるという意図があります。
「例えば、外科医のペスト医師は、彼女のIncision(切開)スキルにかなりのダメージボーナスがあるので、それだけでパーティーの先頭に立たせたいと感じるかもしれません。(そして、外科医のペスト医師が「Breacher」の奇癖でどんなことをしでかすのか想像してみてください!)」とシグマン氏は語ります。

開発者がプレイヤーからフィードバックをたくさん得られるよう、ヒーローは最初からすべてのパスがアンロックされています。しかし、シグマン氏は、最終的には、経験値やヒーローの使用、あるいはマスタリーシステムによって、パスに制限を設けることになるだろうと述べています。
「ただ、このようにアンロックされた機能を提供することで、人々がすぐに利用できるようにするには、早期アクセスは最適な機会なのです。」と語ります。
さらに、『Darkest Dungeon II』のアップデートでは、新たに「Pillager Firemouth」と「Pillager Mongrel」という2種類のPillagerと、新しいスワイン「Swine Skiver」が追加されています。ブラッサ氏によると、これらの追加要素は、リリース当初は少し軽めの印象だった2つの派閥を肉付けするのに役立ったようです。これらの新モンスターは、視覚と仕組みの面で多様性を持たせるよう意図されています。
このアップデートでは、奇癖の再考、より具体的なアイテムのツールチップ、ヒーローのコンボスキルの調整など、ゲーム全体やバランスの変更も多数導入されています。
戦闘時に使用するAcademic Viewや、宿屋に到着した際に表示されるプレイヤーのTravelogue(トラベルログ)を見直すなどがその一部です。
「今回のアップデートで登場するAcademic Viewの重要な新機能は、プレイヤーが敵の戦闘スキルに関する情報を把握できるようになることです」とシグマン氏は説明します。「これは、コミュニティから要望の多かった機能です。オリジナルの『Darkest Dungeon』には、この基本となるバージョンがありましたが、最新バージョンではより満足のいくグラフィックを使って、より多くの情報を表示するよう強化されています。」
「プレイヤーが初めてモンスターに遭遇する際、すべてのスキルは『?』で隠されています。プレイヤーがスキルの発生を観察すると、そのスキルはAcademic Viewに表示され、スキルを使用できるモンスターの位置、スキルが対象とするヒーローのランク、スキルがもたらす効果などの重要な情報が表示されます。この情報を明らかにすることで、戦闘の戦術性を高めることができるのです。」
開発チームは、できるだけ高いレベルでゲームに磨きをかけ、Academic ViewやTravelogueなどの主要画面でユーザー体験を向上させることが、ゲーム全体に大きな影響を与えると考えていると、ブラッサ氏は付け加えます。
この2月のアップデートは、開発会社のRed Hookによると、早期アクセスからゲーム本編の発売まで、6つのマイルストーンとなるアップデートの第一弾であり、最終的には新しいプレイ可能なヒーロー、ラスボス、ストーリーコンテンツ、実績などが登場する予定とのことです。

開発者のサイトでは、マイルストーンのアップデートは大まかに記載されていますが、このゲームに関わるチームは反応を見ながらの開発をより好んでいます。
「いろいろな意味で、『Darkest Dungeon』と『Darkest Dungeon II』は、常に時代の動向を伺っていたら生まれなかったゲームだと思います。」とシグマン氏は語ります。「つまり、私たちの指針は、ゲームをどうしたいかというハイレベルな目標を設定する、社内のクリエイティブな議論にあるというだけのことです。しかし、そのアイデアを練り直し、ゲームを磨き上げ、バランスを取るための手段として、ユーザーの声は非常に役立ちます。(また、特定のアイデアがうまくいかない場合に、それを教えてくれる点も良いところです。)早期アクセスは、『Darkest Dungeon』にとって重要であり、それは『Darkest Dungeon II』でも同様ですので、そのような開発体制にしたかったわけです。」
「『Darkest Dungeon II』には、『Darkest Dungeon』よりも多くの分析機能があり、ヒーローのスキル選択から一般的なゲームの達成率データまで確認できる実に素晴らしいダッシュボードが用意されています。しかし、その意味でのビッグデータは、製品を洗練させるためのツールのひとつに過ぎません。全体の方向性を示すのには、全く役に立ちません。アナリティクスは、具体的な質問に答えるときにこそ役立ちます。しかし、哲学的には、制作の方向性や高度なゲームデザインは、統計に基づくものではなく、創造的な努力であると私たちは信じています。」
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