
4人のアッシュと1丁のショットガン:最新の『Evil Dead』の紛れもないかっこよさ

過去35年ほどにわたる10作以上の『Evil Dead』のビデオゲームやいくつかの興味深いカメオ出演などを通じて、皆さんも片腕でショットガンを振り回すアッシュ・ウィリアムズをプレイする機会があったのではないでしょうか。
しかし、今回は一味違います。少なくとも開発元のSaber Interactiveは、「死霊のはらわた」シリーズを基にしたこの非対称型サバイバルホラー『Evil Dead: The Game』にそれを期待しています。
「本作のような『Evil Dead』のゲームはこれまで存在しませんでした。明らかに前作よりテクノロジーは大幅に向上しており、それを開発チームの専門知識と組み合わせることで、単に「死霊のはらわた」の再現を試みたのではない、まさに「Evil Dead」そのものを体験できるようになりました」とSaber Interactiveの最高クリエイティブ責任者ティム・ウィリッツ氏は語ります。「私たちは、これまでのどのゲームよりも「死霊のはらわた」の見た目や雰囲気に力を入れました。プレイヤーはあの山小屋にいます。彼らは鬱蒼とした森に囲まれ、恐怖におののきながら死霊に立ち向かったり、あるいは死霊となって戦ったりしますが、それぞれがとても満足のいく方法で戦えるようになっていると思います」
ウィリッツ氏は、「死霊のはらわた」がビデオゲームでよく取り上げられることを知っています。実際、アッシュ・ウィリアムズは別の非対称ホラーゲーム『Dead by Daylight』でプレイアブルキャラクターとして登場します。しかし、『Evil Dead: The Game』はまったく異なる体験になるとウィリッツ氏は説明します。
「私たちのゲームは、いくつかの重要な点において異なっています。サバイバーたちは、ただ隠れて生き残るのではなく、シリーズを象徴する近接武器や遠距離武器を使い、車を運転し、アイテムやアップグレードを見つけて装備することで悪霊のプレイヤーに反撃します。死霊の場合はスポーンし、悪霊を憑依させることで力を発揮できます。また、前述したように、「死霊のはらわた」の世界を忠実に再現しており、これはゲームプレイやマップの場所だけにとどまらず、初代の映画を含むシリーズに出演した多くの俳優がキャラクターの声を担当しています。私たちは、このジャンルで何か新しいことをすることを目指しました」
私自身も、短時間のゲームプレイで、その感触の違いははっきりと感じました。『Evil Dead: The Game』は、『Dead by Daylight』のような隠れて生き残るタイプの面白いアクションよりも、もっと戦術的で戦闘的な感覚があるゲームです。
マルチプレイヤーマッチでは、プレイヤーがサバイバーか悪霊のどちらかを選択するところから始まります。4人のサバイバーは、4種類のサバイバークラス:Leader(リーダー)、Warrior(戦士)、Hunter(ハンター)、Support(サポート)に振り分けられた「死霊のはらわた」シリーズのキャラクターを選びます。悪霊を操作するプレイヤーは、Warlord(ウォーロード)、Puppeteer(人形遣い)、Necromancer(ネクロマンサー)のいずれかを選択できます。
ゲームプレイはもちろん非対称型で、生存者の一人であれば、悪霊を倒すべく一連のタスクをこなしていくことになります。悪霊としてプレイする場合は、生存者を阻止することになります。

敵も味方も戦いでは豊富なスキルや能力にアクセスでき、さらに美しくも不気味な「死霊のはらわた」の森や山小屋など、象徴的な場所が再現されています。
本作はレベルアップシステムとスキルツリーのメカニズムを持つため、発売当初の興奮を持続させるために非対称型タイトルが必要とする永続性を備えていると感じられます。
例えば憑依したまま切断された手が掴むなど、「死霊のはらわた」シリーズの最も人気のある場面からジャンプスケアの罠を設定する能力など、とても印象的な点がいくつかあります。プレイヤーはまた、木や車などのアイテム、徘徊する死霊に憑依でき、十分に怖がらせてInferno Energyを集めれば、他のプレイヤーに憑依することも可能です。
ウィリッツ氏は、ジャンプスケアの仕組みのアイデアはプレイテストから生まれたのだと話します。
「開発チームがもっと必要としていたのは、悪霊のプレイヤーがサバイバーと直接やりとりすることで、攻撃に用いるInferno Energyを大量に生成する方法でした。ジャンプスケアというアイデアは、セミスキルベースの攻撃としてサバイバーに恐怖を与えつつ、悪霊にとっても楽しめるように生み出されました。そして、ゲームのキャラクターに恐怖心を与えるには、人間のプレイヤー自身に恐怖心を与えることが一番なのです!『Evil Dead』のようなゲームにまさにぴったりな面白い組み合わせが、プレイヤーとキャラクターの両方を怖がらせることなのです」
まだ私がチェックできていないのが、この非対称型サバイバルゲームに追加された驚きのシングルプレイヤーモードです。
「『Evil Dead: The Game』の設計の核となるのは、マルチプレイヤー体験です」とウィリッツ氏は続けます。「ただ、一人でゲームを楽しみたいプレイヤーもいるでしょうから、そのためのオプションも用意しています。また、シングルプレイヤーのサイドミッションでは、ゲーム内のストーリーをアンロックするKnowby Tapeやプレイアブルキャラクターを手に入れるために戦うことができます。そして、プレイヤーはAIと組むことで、AIが操作する悪霊と対戦することも選択でき、ゲームのメインモードを体験することが可能です。単独プレイヤーにも私たちのゲームを少しでも楽しんでもらいたいという思いがあります」
シングルプレイヤーのオプションは、ゲームのロングテールに貢献することは間違いありませんが、チームは、プレイヤーが定着するように、リリース後にも多くの計画を予定しています。
「このゲームにはシーズンパスが用意され、リリース時にClassics Bundleの装飾アイテムが含まれ、シーズンパスのプレイヤーには無料で提供されることを発表しましたが、それ以外の詳細はまだ共有していません」とウィリッツ氏。「今年はエキサイティングなコンテンツが今後も予定されています。詳細は近日中にお知らせしますので、ファンの皆さんは、次の発表まで今しばらくお待ちください」
『Evil Dead: The Game』は究極のファンサービスという印象がありますが、ホラーゲームやサバイバルゲームのファンにも広くアピールするよう作られています。

「私たちは「死霊のはらわた」の大ファンですので、この知的財産を扱う機会を得たとき、自分たちがこのプロジェクトに最適なチームであることが分かっていて、実行に移しました」とウィリッツ氏は語ります。「これは、シリーズのファンへの恩返しであると同時に、アクションゲームやサバイバルゲーム、ホラーゲーム、あるいはそれらの複合的なゲームを好むゲーマーにアプローチする機会となります」
「この映画シリーズは、ゲームに適した象徴的なキャラクター、武器、場所を盛り込んだ長く愛されてきた作品であり、また新しい非対称ホラー体験にもぴったりです。プレイヤーは、テレビドラマ版のアッシュ・ウィリアムズ、ケリー、パブロ、映画版のスコッティ、アーサー卿、シェリルの4バージョンからなる4人のサバイバーチームとして活動するか、サバイバーの成功を阻止するKandarian Demonとしてプレイするかを選択できます。善と悪の両方のゲームプレイを提供することで、簡単にプレイを始めて夢中になれるものの、マスターするのは難しいゲームを目指しました」
『Evil Dead: The Game』は、Epic Games Storeで配信開始。