
『Ghostbusters: Spirits Unleashed』の体験レポート

『Ghostbusters: Spirits Unleashed』の制作にあたり、開発元のIllFonicには、オリジナルの映画である『ゴーストバスターズ』という最適なモデルがありました。彼らは、『ゴーストバスターズ』とその数々の映画やテレビの続編を基に、協力型マルチプレイヤーゲームを構築するという作業に取り組みましたが、中でも1984年の映画は、現代のマルチプレイヤーゲームにとって驚くほど良い手引書となっています。ゴーストを追跡し、トラップにかけるために一緒に働く4人のチームは、協力型ゲームにこれ以上ないほど最適なうえ、消防署は自分の技術をカスタマイズしたり、伝承を学んだり、ミッションのために集合したりするのにぴったりの場所なのです。
そんなわけで、IllFonicが新しいゴーストバスターズを募集した時に、私たちはジャンプスーツのチャックを閉め、プロトンパックを背負い、本日のリリースに臨みました。

『Ghostbusters: Spirits Unleashed』は、あの有名な曲と、かつての栄光を取り戻した消防署がフィーチャーされた短い映像で始まります。これを見るのは鳥肌ものです。まだ本格的な心霊エネルギー現象が起きているわけでもないというのにです。心霊現象の増加により、ウィンストン・ゼドモアは新たに築いた財産をチームの再建につぎ込みます。そのため、あなたと最大3人の仲間がチームに加わり、消防署に集結することになるのです。このHQ(本部)にはキャラクターやジャンプスーツのカスタマイズを行う複数のステーションがあります。技術ステーションでは、Particle Throwerとプロトンパックのアップグレードをアンロックできます。また、キノコやカビ、菌類を集めてXPをブーストさせることも可能です。しかしこれらはすべて、何度か心霊現象に遭遇したことのある、経験豊富なゴーストバスターズのためのものです。
幽霊退治の特性がこのゲーム用に拡張されています。一体のゴーストがとある建物を乗っ取り、皆を追い出そうとすると、心霊現象が起きます。ゴーストは建物内の各階を徘徊し、市民を怖がらせたり、チームを攻撃したりできます。ゴーストを阻止するには、ゴーストがどこから発生しているのかを調べ、発生源を一掃し、ゴーストを追跡する必要があります。
各階には3つの亀裂があり、そこからゴーストが発生します。これは空間に光る穴として出現しますが、最初は人工物、つまり乱雑に置かれた物の中に隠れています。P.K.E.メーターは、Rifts(亀裂)を探知するために調整されています。この小型装置はゴーストの動きに反応し、Rift(裂け目)のおおよそのエリアへと導いてくれます。他の幽霊退治と同様、プロトンパックでRift(裂け目)に照準を定めて射撃することは、ゴーストに終止符を打つ始まりを意味します。

ゴーストはRifts(裂け目)を守ろうと奮闘し(物理的に移動させたり、爆発させて憑依スコアを大幅に上げたりできます)、そこから楽しみが始まるのです。自由に浮遊しているゴーストをトラップに引きずり込むには、上手く連携を取る必要があります。ゴーストをレーザーで攻撃し、繋ぎとめた最初の一人が方向をコントロールしますが、他のゴーストバスターズたちの加勢攻撃が簡単に光線の力を増大させます。戦いはゴーストの動きや攻撃に対してだけではなく、プロトンパックの熱の調節にも及びます。すぐに熱が蓄積し、放熱するためにレーザーが切れてしまいます。また、ゴーストは床を素早く移動するため、適切な位置に罠を仕掛けるのも一苦労です。チームに与えられた一つの方法は、ゴーストの周囲を所持しているできるだけ多くのトラップで囲むことで、トラップにかかる可能性を高めるというものです。
本来はこうすべきなのですが、映画と同じようにチームがバラバラになってしまう状況もあります。幽霊退治の中には、チームを分散させるために巧妙に仕組まれた慌ただしい仕事もあります。Rifts(亀裂)の発見、民間人の鎮静化、菌類の収集などには時間がかかり、浮遊するアンデッドから注意をそらしてしまいます。専門家集団として結束の固い開発陣と一緒にプレイした場合でも、チームはどうしても多少はバラバラになっていました。私たちがRift(亀裂)を狩っていると、反対側から戦闘の混乱が聞こえてきたり、幽霊ホテルやビール工場の裏通路で誰かがヴェンクマンのようにスライムまみれになったりしました。しかも、スライムまみれにしたのが自分たちの仲間の一人だと思うと、最悪の気分になりました。
そうなんです。退治する側が、退治される側にもなる?「Tobin's Spirit Guide」(Tobinの霊の手引書)とレイモンド・スタンツのいい加減な職場環境のおかげで、プレイヤーは霊界に入ってゴーストとしてプレイすることができ、チーム間の非対称なバトルを生み出します。4対1というのは厳しい状況ですが、ゴーストには楽しい仕掛けがたくさんあり、少しずつ状況を好転させることができます。

地上や垂木などのあらゆる場所を浮遊したり、霊の通り道を使って別の階にワープしたり、ゴーストバスターズには到底できない自由な動きをしたりと、どこにでも移動することができます。また、ほとんど何にでも入り込むことができ、物に憑依して狩られないように身を隠したり、エネルギーを回復したり、人を怖がらせたりすることができます。バケツとモップで追いかけると、間違いなく憑依スコアが上がります。
憑依には二次的な楽しみもあり、自動販売機などの大型の物体を乗っ取ることもできます。復讐に燃えたスライムまみれのゴーストバスターに捕まりそうになった場合は、自動販売機に飛び乗り、廊下の真ん中に移動させてから飛び出せば、逃げるための数秒を稼ぐことができます。
より攻撃的なゴーストなら、ゴーストバスターズに対してより直接的な行動を起こすことができます。それぞれの霊は複数の攻撃方法を持っているのです。おなじみのスライマーのいとこにあたるEctoplastには、スライムを用いた3種類の直接攻撃があります。単純なSliming(スライム攻撃)は、人間を粘着質なスライムで覆って動きを鈍らせ、場合によってはそれをきれいに剥がすまで身動きを取れなくします。小さなスライマーの子分を産み出し、攻撃を引きつけることもできます。スライムで近くにあるものを覆ってしまうSlimenadoもあります。プロトンパックの妨害や仕掛けられたトラップを盗むといった小技もあります。
まるで、攻撃的なかくれんぼで遊んでいるような感覚です。素晴らしい追跡装置によって常に追われているようなものなので、絶対に見つからないということはないでしょうが、ゴーストにもやるべき仕事がたくさんあります。動揺している一般人をなだめようとしているゴーストバスターに飛沫を浴びせるのは、この上ない快感です。

いかなる行動もエネルギーの枯渇に繋がるので、エネルギー不足にならないように管理する必要があります。レーザーで繋がれてゆっくりと罠に引きずり込まれるようなコントロールされた混乱時には、終わりが近いように感じるでしょう。しかし、能力のいずれかがチャージされていれば、ゴーストがスライム攻撃を行うのに最適な位置に、ゴーストバスターズが引きずり込んでくれる可能性もあるのです。ゴーストバスターズをやっつけるのも、『Ghostbusters: Spirits Unleashed』の意外な楽しみの1つです。もしかすると、いつかゴーストバスターになりたいと小さい頃から思っていたのに、実はスライマーの方が向いていたことに気づくかもしれません。
『Ghostbusters: Spirits Unleashed』はEpic Games Storeで入手可能です。