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『Wild Hearts』の体験レポート

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Craig Pearson
2022年10月10日

『Wild Hearts』は獣を狩るゲームです。封建時代の日本をイメージした場所、あづまの国では、巨大な獣が世界を牛耳り、暴れまわっています。プレイヤーはこの土地に新しくやってきた獣狩-ししがり-となり、必要に応じて周囲の環境を組み直してきた恐ろしい生き物を倒さなければなりません。 

本作は、世界を沸かせた『モンスターハンター』を彷彿とさせるタイトルです。どちらのゲームにも、獣、鎧、武器、協力プレイのすべてが存在しますが、『Wild Hearts』はその大きな「仕掛け」ゆえに、象徴的なシリーズの影に隠れてしまうことはありません。『真・三國無双』や『戦国無双』、ハンティングゲームのジャンルに足を踏み入れた『討鬼伝』など、数多くのアクションシリーズを手掛けてきた開発元のω-Force(オメガフォース)は、狩りへのアプローチを根本的に変えるような、奥深い建設システムを本作に追加しました。

『Wild Hearts』の序盤では、「からくり」を使う力が手に入ります。これは、いつでもアイテムをワールドにスポーンさせることができる技術的な魔法の一種です。配置可能であり、多数の型や使用法があります。戦闘では、『フォートナイト』の建設システムに少々似ていますが、配置できるプレハブの数が多いという点で異なります。最も基本的なものは木箱であり、これはゲーム内で数通りの使用法があります。木箱は崖を上るための足場としてスポーンさせたり、あるいは即席の壁にして身を隠し、(ワールドすべての敵の総称)の攻撃を防ぐことで、爆風や攻撃から身を守ったりすることができます。塔のように積み上げると、ジャンプやジャンプ攻撃の最適な足場となります。配置可能なボックス型は万能です。便利なスポーンアイテムのもうひとつはバネです。あらゆる場所に配置でき、獣狩が走っていく方向へのブーストとなります。 

さらに興味深いことに、「からくり」はなくなりません。戦闘の最中に投げた「からくり」は破壊されてしまいますが、そうでない場合、ずっとそこに存在し続けます。エリアを駆け抜けながら、以前に使った古い「からくり」を見て、昔の戦闘を思い出すのも楽しいものです。また、ある場所に再び戻って獣と戦うつもりなら、事前に「からくり」を配置してエリアを準備することもできます。バネの「からくり」を狩り場に円状に配置しておくだけで、移動速度が大幅にアップするため、戦闘はもちろん、ワールドを素早く移動するのにも便利です。 

「からくり」が残り続けるということは、プレイしながら、自分だけの世界を形成していく機会も与えてくれます。「からくり」には、テントやキャンプファイヤーなどの高度なものも多数存在します。Dragon Lodesと呼ばれる特別なエリアに設置することで、そこに戻って資源やクリスタルで拡張できるスポーン場所を作り出せます。一度に複数のキャンプを設置できるため、ワールド全体をファストトラベルできるほか、以前襲われた獣の近くにスポーンする場所を作成することもできるのです。美しい風景を楽しみながら移動したい方のための「からくり」も用意されています。大地にジップラインを張り巡らせ、専用の近道を作りましょう。もちろん、「からくり」はそこに残り続けます。また、マルチプレイヤーゲームをホストすると、ゲームの訪問者はあなたの装備や近道を見たり使ったりすることができるようになります。


Hands On With Wild Hearts Boar

ここまで説明しましたが、獣との戦いについてまだ紹介していないことからも、「からくり」が本作とそのジャンルにいかに多大な影響を与えているかをお分かりいただけると思います。奥の深いシステムにより、プレイヤーは、グライダーやタレット、攻撃用の巨大ハンマーといった真に強力なアイテムや、川で魚を捕獲できるパドルスコップといったパッシブアイテムなどを作ることができるのです。 

獣は、自然の要素が吹き込まれ、現実世界の生き物が誇張されたものです。ジゴクザルは、溶岩に覆われた凶暴なゴリラです。Ragetailは、花びらで武装した、怒り狂う巨大なネズミです。これらの生き物を追跡し、狩ることができます(狩り用の塔の「からくり」を設置すると、位置を確認できます)。中には頭に袋をかぶっていても見つけられるほど大きな獣もいます。 

戦いは、ほとんどの場合複数のステージで構成されます。例えば、破壊的な樹液を帯びたアライグマであるSapscourgeの討伐は、本来のスポーン地点である川沿いから始まりました。この獣は、スタン攻撃とローリングを何度も繰り返してきますから、獣狩の剣術である豪快な斬撃の数々と、「からくり」の木箱を駆使した跳躍を駆使しながら、体力を削る必要がありました。「からくり」は獣に破壊されてしまうこともあります。そのため、走り回り、木箱の塔を素早く交換しながら、登ったり、飛び跳ねたりしながら戦いを繰り広げる必要がありました。Sapscourgeは最終的に逃げ出し、同じパターンが何度も繰り返されました。本作はなんといってもハンティングゲームですから、何ステージもある戦いで、スキルと同じくらい忍耐力も試されるというわけです。


Hands On With Wild Hearts Ape

幸い、助けを得ることも可能です。他のプレイヤーを2人まで呼び出すことができ、フレンドやオープンゲームのプレイヤーをランダムに参加させることができます(他のプレイヤーを援護する場合には、各エリアにHunter Gateが設けられており、そのエリアのオープンゲームに誘導されます)。PC、PS5、Xbox Series Xでのクロスプレイに対応しています。1人か2人の相棒を連れていくと、戦いの危険度は増しますが、他のプレイヤーが獣の注意を引くため、苦境から一時的に解放されます。その貴重な時間を使って、素晴らしい小道具の作成に必要な材料Karakuri Thread(からくり糸)などの素材を集めることができます。 

さらに重要なのは、プレイヤーが増えることで、配置できる「からくり」が増えることです。このゲームの各ワールド内で許可されるプレイヤー数が比較的少ないのはこのためです。狩りでは、「からくり」が頭数を補うだけでなく、たった3人でのプレイでも配置アイテムですぐにエリアを埋めることができ、面白いコンボが生み出せるようになっています。簡素な塔は、あるプレイヤーにとっては飛び降りて攻撃する場所ですが、他の獣狩にとっては、矢を放つ場所や、飛び降りてグライダーを導入する場所にもなり得るのです。


Hands On With Wild Hearts Bear

このワールドに存在するのはプレイヤーだけではありません。ある時は、回復薬を飲むために木の陰にうまく隠れたつもりでしたが、Sapscourgeは爪楊枝のように軽々とへし折って襲いかかってきました。 

狩りを成功させると、さまざまな資源や報酬が得られます。弓や剣、さらには戦闘用の傘など、8種類の武器をベースに、最大200種類のバリエーションが用意されています。それぞれを「からくり」と組み合わせることで、特定のコンボや状況に応じての攻撃が可能になります。戦いを進めながら、鎧をアップグレードし、「からくり」をアンロックしていきます。本作は、可能性とアップグレードを凝縮したゲームです。 

『Wild Hearts』は、ハンティングゲームというジャンルに大胆な新風を吹き込んだ作品です。2023年2月17日(米国時間)に発売となる本作は、現在Epic Games Storeでウィッシュリストへの追加が可能です。