
PCのドライバーを更新する方法

新しいPCを組み立てたり、ハードウェアをアップグレードしたことがあるなら、マシンをスムーズに動作させるために適切なドライバーをインストールした経験があるはずです。ドライバーは、オペレーティングシステムとハードウェアが正常に連携するために欠かせないソフトウェアです。しかし、ドライバーが古かったり、ほかのPCパーツやソフトウェアと互換性がない場合、問題の原因にもなります。
このPCドライバーガイドでは、ドライバーについて知っておくべきことすべてを解説します。まずはドライバーとは何かを説明し、その後、ドライバーを最新の状態に保つさまざまな方法を紹介します。また、ドライバーを最新に保ち、PCをスムーズに動作させるうえでよくある問題と、その対処方法についても解説します。
PCにおけるドライバーとは
ドライバーは、PCのハードウェア用のソフトウェアです。GPUのような物理デバイスと、Windowsのようなオペレーティングシステムの間を仲介する役割を担っています。ドライバーは命令を変換し、すべてが正常に連携するようにしています。正しいドライバーがないと、オペレーティングシステムがハードウェアとの通信方法を理解できず、ハードウェアが正常に動作しない(あるいはまったく動かない)場合があります。
ドライバーの役割とその重要性
ドライバーを最新の状態に保つことで、互換性やパフォーマンス、安定性が向上し、PCをスムーズに動作させることができます。
オペレーティングシステムがPCの「上司」だとすれば、ドライバーはその「部下」のような存在です。優秀な部下はある程度自律的に動くことで、上司の手間を減らします。たとえば、何かを印刷するとき、オペレーティングシステムはプリンタードライバーにその作業を任せ、ドライバーは文書をプリンターが理解できる指示へと変換します。上司は雑務を部下に任せ、あとは任せきりにします。細かく指示を出す必要はありません。
ドライバーを最新の状態に保つことで、パフォーマンスが向上するだけでなく、バグやコーディングエラー、ドライバーの更新によって定期的に修正されるその他の技術的な不具合も解消されます。PCのドライバーを更新すれば、動作がよりスムーズになり、場合によってはハードウェアやソフトウェアの互換性や性能が改善されることもあります。
ドライバーのアップグレードが必要なサイン
PCに技術的な問題が発生している場合、トラブルシューティングの第一歩としてドライバーを更新するのが効果的です。以下は、ドライバーが古くなっている可能性を示す代表的なサインです。
- ハードウェアがまったく動作しない
- システムの動作が遅くなっている
- PCがフリーズしたりクラッシュしたりする
- 特定のプログラムを起動しようとするとフリーズする
- Windowsの恐ろしい「ブルースクリーン」が表示される
- 特定のハードウェアを使おうとするとシステムエラーメッセージが表示される
- 画面表示に不具合が起きている

PCのドライバーが最新かどうかを確認する方法
最新のドライバーがインストールされているかわからない場合は、簡単に確認する方法がいくつかあります。
ひとつは、インストールされている専用ソフトウェアを使う方法です。GPUやキーボード、マウス、マザーボードといったパーツのメーカーは、ドライバーの更新状況を確認し、正常に動作しているかチェックできるソフトウェアを提供していることがよくあります。多くの場合、そのソフトウェアに更新の有無を自動でチェックさせて、最新のドライバーをインストールするよう設定することもできます。
また、PCに標準搭載されているWindows Update機能を使えば、一部の推奨ドライバーを検索、ダウンロード、インストールできます。
さらに、Windowsのデバイス マネージャーを使うことで、接続されているすべてのデバイスやハードウェアの現在のドライバー情報を確認できます。デバイスを右クリックして、表示されるメニューから「プロパティ」を選びます。表示されたウィンドウの「ドライバー」タブを開くと、詳細を確認できます。
PCのドライバーを更新する方法
PCのドライバーを更新するには、前述した専用ソフトウェアを利用するのが一般的です。たとえば、GPUメーカーであるAMDやNVIDIAは、それぞれ自社製ハードウェア向けのドライバーを検索してインストールする専用ソフトウェアを提供しています。
また、先ほど紹介したWindowsのデバイス マネージャーのドライバータブからドライバーを更新することもできます。
さらに、デバイスメーカーの公式サイトを確認する方法もあります。多くのメーカーは、最新のものから過去のものまで、ユーザーがドライバーをダウンロードできるように公開しています。
Windowsを使ってドライバーを更新する
Windowsを使ってドライバーをインストールする場合、簡単な方法が2つあります。
Windows Updateを使用する
- Win + Iのショートカットキーを押すか、スタートメニューで設定と検索して、表示された結果をクリックします。
- 更新とセキュリティをクリックします。
- Windows Updateをクリックします。
- 更新プログラムのチェックをクリックします。
- Windowsによる更新チェックが完了したら、ダウンロードしてインストールをクリックします。
デバイス マネージャーを使ってドライバーを更新する
- Win + Xのショートカットキーを押すか、スタートメニューでデバイス マネージャーと検索して、表示された結果をクリックします。
- 該当するハードウェア(カメラ、キーボード、モニターなど)が含まれているデバイスカテゴリーを選択します。
- 更新したいデバイスを右クリックし、表示されたメニューからドライバーの更新をクリックします。
- 表示された新しいウィンドウで、PCにドライバーの更新を検索させることができます。
ドライバーを手動で更新する
ドライバーを自分でダウンロードして手動で更新したい場合も、手順はほぼ同じです。
Windows Updateを使用する
- Win + Iのショートカットキーを押すか、スタートメニューでWindows Updateと検索して、表示された結果をクリックします。
- 更新プログラムのチェックをクリックします。
- Windowsによる更新チェックが完了したら、詳細オプションをクリックします。
- オプションの更新プログラムをクリックします。
- インストールしたいドライバーを選択し、ダウンロードしてインストールボタンをクリックします。
デバイス マネージャーを使ってドライバーを更新する
- Win + Xのショートカットキーを押すか、スタートメニューでデバイス マネージャーと検索して、表示された結果をクリックします。
- 該当するハードウェア(カメラ、キーボード、モニターなど)が含まれているデバイスカテゴリーを選択します。
- 更新したいデバイスを右クリックし、ドライバーの更新を選択します。
- 新しいドライバーをすでにダウンロードしてある場合は、コンピューターを参照してドライバーを検索を選択します。
- 該当するファイルを選択し、ドライバーをインストールします。
メーカー公式サイトからドライバーをダウンロードする
デバイスのメーカー公式サイトからは通常、ドライバーをダウンロードできます。信頼できるサイトからのみソフトウェアをダウンロードするようにしてください。新しいドライバーをインストールする前に、そのサイトがメーカーの公式サイトであることを必ず確認しましょう。
- ドライバーや更新が必要なデバイスのメーカー名や型番、またはソフトウェア名を確認します。確認するには、Win + X を押すか、スタートメニューでデバイス マネージャーと検索して、表示された結果をクリックします。
- デバイス マネージャーで、該当するハードウェア(カメラ、キーボード、モニターなど)が含まれているデバイスカテゴリーを選択します。
- 新しいドライバーで更新したいデバイスを右クリックします。
- 表示されたメニューからプロパティを選択します。
- 表示されたウィンドウで詳細タブをクリックします。
- プロパティのドロップダウンメニューからハードウェア IDを選択し、メモしておきます。
- インターネットでそのハードウェアIDを検索するか、メーカー公式サイトで該当するドライバーを探します。
- 正しいドライバーをダウンロードします(このファイルは一時的にダウンロードフォルダーに保存しておくと便利です)。
- ダウンロードしたドライバーをPC内で見つけます。
- ドライバーファイルをダブルクリックして、ドライバーをインストールまたは更新します。
自動ドライバー更新ツールを使用する
サードパーティ製のソフトウェアツールを使えば、ドライバーを最新の状態に保ち、システムを常に快適に動作させることができます。これらのプログラムはPC内のドライバーをスキャンし、すべての更新作業を自動で行ってくれます。
ただし、これらはハードウェアメーカーとは無関係です。自動ドライバー更新ツールを選ぶ際は、マルウェアを誤ってダウンロードしてしまうリスクがあることを覚えておきましょう。利用を検討しているプログラムやダウンロード先のサイトが信頼できるものかどうか、インターネットで事前に調べて確認することをおすすめします。
多くのユーザーが、自身の体験をインターネット上で公開しています。こうした情報を参考にすれば、そのソフトウェアの評判を把握し、より安心して判断できるでしょう。

ドライバー更新時によくある問題
ドライバーをインストールまたは更新する際、まれに問題が発生することがあります。原因はさまざまですが、知っておくべき代表的なトラブルがいくつかあります。次のセクションでは、それらの問題について理解し、対処できるよう解説します。
インストール失敗や権限の問題
新しいドライバーをインストールする際によくあるトラブルには、次のようなものがあります。
- ダウンロードしたファイルが破損している
- 間違ったドライバーをダウンロードした
- ドライバーをインストールするためのディスク容量が不足している
- ソフトウェアの権限に問題がある
こうした問題に直面した場合でも、いくつか試せる解決策があります。手順に不安がある場合は、インターネットで検索すれば、無料で利用できるMicrosoftのオンラインサポートサイトで詳細なガイドを見ることができます。たとえば、ドライブの空き容量を増やす方法なども丁寧に解説されています。
- 正しいドライバーをダウンロードしているかを再確認する。
- ファイル破損が疑われる場合は、ドライバーを再ダウンロードする(「メーカー公式サイトからドライバーをダウンロードする」の項目を参照してください)。
- 不要なファイルを削除し、ドライブの空き容量を増やす。Windowsにはそのための標準ツールがあり、その使い方はMicrosoftのサポートサイトで確認できます。
- 管理者権限でドライバーをインストールしてみる。
- ドライバーをセーフモードでインストールしてみる。方法はMicrosoftのサポートサイトで確認できます。
- セキュリティやウイルス対策の設定を確認し、ソフトウェアのインストールを妨げていないかを確認する。
既存ソフトウェアとの競合や互換性の問題
PCを常に快適に保ち、すべてのドライバーを最新の状態にしていたとしても、互換性の問題が発生することがあります。PCは非常に複雑な機械であり、新しいパッチやドライバーが、ほかのコンポーネントと予期せぬ競合を引き起こすことがあるからです。ここでは、よくあるトラブル例をいくつか紹介します。
- ドライバーが破損している
- 複数のドライバー同士が互換性のない状態になっている
- Windowsのアップデートによって、独自に設定していたドライバー設定が上書きされている
- サードパーティ製ソフトウェアが干渉を引き起こしている
購入するハードウェアは、現在使用しているPCと互換性があることを必ず確認してください。たとえば、新しいグラフィックカード(GPU)を購入する場合は、マザーボードと互換性があるかを確認しましょう。
これら、または似たような問題に直面した場合は、以下のトラブルシューティング手順を試してみることで、PCが正常に動作するようになるかもしれません。先ほども説明したとおり、インターネットで検索すれば、無料で利用できるMicrosoftのオンラインサポートサイトが、互換性のないソフトウェアの確認方法や、PCをクリーンブートモードで起動する手順などを詳しく案内してくれます。
- 古いドライバーや破損したドライバーを削除する。
- 互換性のないソフトウェアを削除する。
- PCをクリーンブートモードで起動してみる。
- ドライバーがオペレーティングシステムと互換性があるかを確認する。
- 更新プログラムがないかを再確認する。
- エラーメッセージを確認し、その内容を調べる。
- PCがソフトウェアやハードウェアの最小システム要件を満たしているかを確認する。
- ソフトウェアを互換モードで実行してみる。
- オンラインフォーラムで解決策やガイドを探す。
- ハードウェアメーカーに問い合わせてサポートを受ける。
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これで、ドライバーの仕組みや役割、そしてPCを快適に動かすための更新方法が理解できたはずです。次は、PCをより良い状態に保つための知識を深めていきましょう。Epic Games Storeでは、ゲーミングPCのメンテナンス方法や、長く快適に使い続けるための情報を紹介しています。PCハードウェアやメンテナンス、さらにはPCで遊べるゲームに関する情報やヒントを提供するたくさんの記事をご用意しています。ぜひチェックしてみてください。