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『リトルナイトメア』の開発陣が贈る、新たなホラーアドベンチャーゲーム『REANIMAL(リアニマル)』の舞台裏

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Alan Wen
2026年2月2日

一見すると、『REANIMAL(リアニマル)』はTarsier Studiosの過去作、『LITTLE NIGHTMARES-リトルナイトメア-』『リトルナイトメア2』とそれほど変わらないように見えます。『REANIMAL(リアニマル)』は前作と同様、悪夢のような世界で子供としてプレイする独特の雰囲気を持つホラーアドベンチャーです。マルメに拠点を置くこの開発スタジオが過去の成功を基にして開発を進めた最初のスタジオではないことは確かであり、TarsierのCEOであるAndreas Johnsson氏とナラティブディレクターのDavid Mervik氏は、こうした比較を意識しています。ただし、メルヴィック氏は、精神的後継作を作るというアイデアはごく自然に生まれたものであり、チームが取り組むことのできた数多くあるアイデアのうちのひとつだったと述べています。

「私たちにいつも決まった型があるわけではありません」とMervik氏。「たまたま今回の登場人物も子供たちだったわけですが、それが私たちにしっくりくる要素のひとつなのかもしれません。私たちはこうした恐ろしい場所でのグロテスクなシナリオを作り出すのが好きで、力のある大人の登場人物ではなく、子供を主人公にすることで、常に良い対比効果が生まれるんですよ」
REANIMAL(リアニマル)スクリーンショット1
『REANIMAL(リアニマル)』『リトルナイトメア』の違いは微妙な場合もありますが、時に非常に顕著です。『リトルナイトメア』が2.5Dのプラットフォームゲーム(とはいえ時折3次元移動も可能です)であるのに対して、『REANIMAL(リアニマル)』は完全な3Dアドベンチャーです。オープニングシーンでは、頭に袋をかぶった名もなき少年が悪夢から目覚めるのを見た後、最初にできることは、彼のボートを横向きではなく画面の上向きに前進させることです。

しばらくすると、ウサギのマスクをかぶった少女を水中から引き上げ、別の驚きが起こります。彼女は生きており、二人は実は姉弟であることが判明します。二人は会話すら交わします。ボートの大きさがヒントにならなかったとしても、岸に着く頃には、これが彼らの世界観だということが明らかになります。『リトルナイトメア』の特大の家や巨大でグロテスクなモンスターと比べて、少なくともドアやスーツケース、柵の大きさが適切な比率だと感じられます。

しかし、単に『リトルナイトメア』との違いを指摘するだけでは十分ではありません。

「私たちは『リトルナイトメア』『REANIMAL(リアニマル)』の両方を制作したので、実際にプレイするまで、同じゲームなのかどうか少し混乱するところがあるのは確かです」とJohnsson氏も認めます。「人々がどのようにプレイしているかを見れば、まったく違うものであることがよくわかります」
 

仲間と一緒なら尚良し


最も重要となる大きな違いは、『REANIMAL(リアニマル)』の中心にある姉と弟の関係性です。『リトルナイトメア2』にも二人のキャラクターが登場しましたが、一人はNPCでした。一方『REANIMAL(リアニマル)』は、協力プレイゲームとして設計されており、プレイヤーがすべてを一緒に体験するという考えが強調されています。
REANIMAL(リアニマル):gamescom 2025 - 崖 3840x2160
Johnsson氏にとって、それは誰かと一緒にホラー映画を観るのと同じくらい変革的なものです。「友達と一緒に観れば、緊張を笑い飛ばしてくれる人がいて、手を握り合ったり、相手を怖がらせたりもできるので、面白いことが起こります」

一体感を生み出すには、ソファの上であろうとオンラインであろうと、カメラがどのように両方のプレイヤーの動きを捉えるかにかかっています。分割画面や(自分のキャラクターが中央に表示される)プレイヤー個々の画面を避けた『REANIMAL(リアニマル)』のカメラシステムについて、ジョンソン氏は「ダイナミックで共通する」ものだと表現します。ジョンソン氏はさらにこう続けます。「私たちのゲームは誰かと一緒に恐怖を感じることに重点を置いています。そのため、ゲームのプレイ方法も統一することが重要でした。画面分割方式では決して実現できないほど、あらゆるシーンをより一層盛り上げてくれるところが気に入っています」

実際には、両方のキャラクターが常に画面上に一緒に表示され、彼らが画面の両端にいる場合はカメラが可能な限り引きます。あまりにも離れすぎると、どちらかのキャラクターが予期せぬ死を迎えてしまい、そうなると両方のプレイヤーは最後のチェックポイントからやり直さなければなりません。これは、プレイヤーに強制的に一緒にいさせるための、ある意味強引な方法と言えます。

ただし、『REANIMAL(リアニマル)』には、プレイヤーがまったく知らない人とオンラインでプレイする可能性があることも考慮した、より洗練されたソリューションも含まれています。「とてもすばらしい場面転換を用意しています。たとえば、子供の一人がドアを開けてもう一人を待つことで、次のエリアに進むように促すといった具合です」とJohnsson氏は説明します。昨年のgamescomで、多くの場合はまったく知らない人同士が『REANIMAL(リアニマル)』をプレイしているのを見て、開発チームは自分たちの正当性が証明されたと感じました。
REANIMAL(リアニマル):gamescom 2025 - 通路 3840x2160
「一般的に、ゲームでは自分だけで行動することに慣れているため、ほとんどのプレイヤーはそのまま隣の部屋に行ってしまいます。それができないと、自分のキャラクターがもう一人に向かって手を振っていることに気づくんですよ」とMervik氏は言います。「プレイヤーたちは即座に状況を理解して対応していました。『ああ、そうか。一緒にいないといけないんだ!』といった具合に。彼らがパートナーを置き去りにしたのはそれが最後でした。追われている時も、パズルを解いている時も、単独行動という考え方は通用しないからです。まるでこの場面に登場する二人の俳優のようなものなんです」

とはいえ、『REANIMAL(リアニマル)』の協力プレイは、厳密には任意です。単独でもプレイでき、その場合は2番目のキャラクターが一緒に移動するだけです。確かに、その点により、Tarsierが作成できるパズルやアクションシーンの種類には一定の制限が課せられました。一人でプレイする場合と誰かと一緒にプレイする場合でパズルの種類を変えるかどうかについても社内で議論がありましたが、最終的にはいずれのモードでも同じゲーム(とパズル)を提供するという決定が下されました。

「その場合、私たちが抱える制限はAIの複雑さとパズルの潜在的な複雑さのバランスを取ることになりますが、そもそもこのゲームの焦点はパズルではありません」とJohnsson氏。「そのため、協力プレイとシングルプレイヤー向けにそれぞれ特別な実装を行わないというのは、私たちにとっては非常に良い選択であることがわかりました。あとは、AIがプレイヤーの代わりに問題を解決してしまわないようにバランス調整を行うことが重要になります」
 

リアル感を押し出す


マルチプレイヤー要素が『REANIMAL(リアニマル)』の恐怖感を損なうのではないかという懸念があったとしても、本作の世界観と物語は、『リトルナイトメア』が持つティム・バートン風の様式化された奇妙さよりも、さらに暗くリアルな雰囲気を追求しているため、その懸念は打ち消されるはずです。
REANIMAL(リアニマル):gamescom 2025 - 走り 3840x2160
『リトルナイトメア』では、子供たちが大人の世界をどう見ているかということに重点が置かれていましたが、今作は規模や比率の面でより現実的に描かれていることは間違いありません。『ああ、学校の先生はこんな風だった』とか『看護師はこんなだった』というような歪んだ記憶の断片を、子供の頃の特定の記憶として保存しているわけではありません。むしろ、この子供たちは何かトラウマになるような出来事を過去に経験し、これはその痕跡なんです」とMervik氏は説明します。

Tarsierは、トレーラーから見ることができる遺棄された戦艦や廃墟となった映画館などの断片を除いて、この恐ろしい冒険でプレイヤーが遭遇する恐怖(環境やモンスターなど)がどのようなものかを正確には明かしていません。ひとつ分かっているのは、孤児になった二人の姉弟が、ボートで別の島へ旅して友達を救出するということです。

Mervik氏は冗談めかして、このボートを多目的だと表現しています。移動手段や探索の装置として機能するだけでなく(三人称視点カメラを操作できる唯一の場面でもあります)、物語を進めるための装置としても機能するためです。

「ナレーションがプレイの邪魔にならないようにしたかったんです。ゲームをプレイしている最中にキャラクターがしゃべると煩わしいですし、カットシーンでプレイが中断されると私は誰よりもイライラします」とMervik氏は語ります。「ボートはとてもいいアイデアでしたよ。子供を乗せて次の場所に移動するたびに、自然と一緒にいる状況になるからです。ただ水上を進んでいるだけなので、他のことをしたいときに無理に会話を聞かされることなく、キャラクターたちが会話するのに最適な手段だったんです」
REANIMAL(リアニマル):gamescom 2025 - トンネルの鉄格子・頭巾 3840x2160
しかし、以前のゲームでは音声のセリフが採用されていなかったため、Tarsierは音声のセリフを追加することに多少の不安を感じていました。ただし、『リトルナイトメア』の初期のプロトタイプ(当時は『Hunger』というタイトル)には、音声によるセリフが存在したことをMervik氏は指摘しています。

「(『リトルナイトメア』の)初期段階では、登場人物全員が話していましたが、開発が進むにつれて、この世界では子供たちが声を発するべきではないと考えるようになりました」とMervik氏は説明します。「でも今回は、ストーリーや世界観の構築方法に矛盾することなく、音声によるセリフを取り入れる方法があると感じました」

結局のところ、一人きりではなく、時間が経つにつれて仲間も増えていくような、より現実的な世界では、誰もお互いに話をしないと不自然に感じてしまいます。Mervik氏がこの点を最初に試したのは、まさにゲームの冒頭、二人の姉弟が船の上で再会する場面でした。ここでのセリフが効果的なのは、おそらくその使用が最小限に抑えられているからであり、それが結果として自然な印象を与えています。

「子供たちは、ハリウッド映画の中のように突然ものすごく流暢に話したり、大人びた表現をしたりするような長々としたスピーチをすることは実際にはありません」とMervik氏。「子供に調子はどう?と聞いても、彼らの返事はいたって簡潔なものですよ」

おそらく、同スタジオがスウェーデンに拠点を置いていることも、何らかの文化的な影響を与えたのかもしれません。「スウェーデンでは、絶対に必要な場合を除いて、誰も何も言いません。特にスウェーデン北部では、誰かから答えを得るのは至難の業です。しかし、誰かが何かを口にすれば、皆が耳を傾けます。その発言がとても重要なことに違いないからです」
REANIMAL(リアニマル):gamescom 2025 - トロッコの修理 3840x2160
希望が見出しにくい世の中において、これらの子供たちに発言の機会を与えることは、彼らに希望を与えることでもあると言えるかもしれません。しかし、『REANIMAL(リアニマル)』の地獄のような旅の終わりに光が待っているのかどうかは、プレイヤー自身が確かめるしかありません。

「子供たちは常に希望の要素を秘めています。なぜなら、彼らはまだ諦めていないからです。世界に対して、自分自身に対して、そしてなぜか大人たちに対しても、まだ希望を捨てていないんです」とMervik氏は締めくくります。「現代の子供たちは多くの困難を経験しています。この作品は、私にとってその現実を反映したもので、決しておとぎ話ではないのです」

『REANIMAL(リアニマル)』は2月13日(米国時間)にEpic Games Storeでリリース予定です。