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『A Space for the Unbound』は高校生の青春ロマンスを超自然的なドラマとブレンド

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Jess Reyes
2023年8月21日

インドネシアを舞台に描かれる高校アニメに、突然超自然的な出来事が起きるのを想像してみてください。インドネシアのデベロッパー、Mojikenにより開発されたアドベンチャーゲーム『A Space for the Unbound』は、このような雰囲気を持っています。青春ラブストーリーの胸キュン部分とシリアスな小説に見られる深い感情の両方が混在しています。愉快な物語の明るいタッチでゲームは開始し、ストーリーが進んでいくと雲行きが怪しくなってきます。不安や鬱病といった重いテーマを扱ってはいますが、子どもが大人になっていく様子を描くストーリーが好きなプレイヤーに最適です。 

ゲームには、90年代、インドネシアの田舎に住む二人の十代の恋人同士が登場します。 アトマとその恋人のラヤは、高校の卒業を目前に迎えています。 就職のための用紙を提出する代わりに、二人は将来のバケットリスト(死ぬまでにやりたいことのリスト)を作ります。 これにより、ラヤのバケットリストのひとつ、学校をサボって映画を見に行くことへとつながります。 そこでラヤは、現実を曲げる超能力があることを明かします。 

ラヤは恋人のポケットに少し余分に硬貨を入れるというように、能力を使ってちょっとしたことをできますが、猫でいっぱいのポケットディメンションを作成するような大掛かりなこともやってのけます。 ラヤの能力が世界を破滅に導いているなど、二人は知る由もありません。 二人が自分の超能力に影響を受けた世界を解き明かすことを余儀なくされると、高校生の無邪気なおふざけに見える行為は、より暗い何かへと変わっていきます。

『A Space for the Unbound』は高校生の青春ロマンスを超自然的なドラマとブレンド:ゲーム
『A Space for the Unbound』は、愛や喪失感といった重いテーマを青春の明るいタッチとうまくバランスを取っている点が印象的なゲームです。焦点が当たるのはアトマとラヤだけでなく、脇役のバックストーリーやこのカップルの全体的なストーリーにどのようにあてはまってくるのかも描かれています。超能力によるアクション、ロマンティックドラマ、つかの間の関係をテーマとする話すべてが、このゲームには詰まっています。簡潔に説明すると、ゲームをプレイした後にもその余韻が後を引くような、考えさせられるストーリーです。 

『A Space for the Unbound』は、短くて甘いストーリーです。 町を少し探索して、ゲーム内で見つかるお遣いクエストを少しこなしたと仮定すると、ストーリーを終えるのに10時間から15時間のプレイ時間がかかります。 開始はゆっくりとしていますが、プロローグによるクリフハンガーは、現実を曲げてしまう超能力が登場する部分まで謎のお膳立てをしっかりしています。 プラスな点として、ディテールの高いカットシーンをレトロスタイルのピクセルアートで描いているので、ストーリーの最も重要な瞬間に緊迫感を与えます。 

人生の一端を描くシリーズやそれにまつわるドラマが好きであるプレイヤーは手に取るべき作品です。 個性の強いキャラクターや超能力関連のドラマが好きなプレイヤーにも特に魅力的に感じられるでしょう。 しかし、繰り返しますが、このドラマやストーリーに伴う感情の起伏は覚悟しておきましょう。 現在、Epic Games Storeで購入可能です。