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『ソニックレーシング クロスワールド』では、さまざまなワールドを自分らしいスタイルで駆け抜けることができる

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Jason Fanelli
2025年6月13日

ソニック・ザ・ヘッジホッグは、常に速く走ってきました。普段の彼は、いくつもの世界を高速で駆け抜けながら、リングを集めて、悪のDr.エッグマンの世界征服を阻止しています。とはいえ、時にはそんな対立を忘れて、レーストラックに向かいカートレースに繰り出すこともあるんです。

『ソニックレーシング クロスワールド』は、2019年の『チームソニックレーシング』以来初めて、SEGAが再びレースの世界に戻ってくる作品です。今作では、巨大な異次元ポータルによってレーストラック同士が予測不能な形で組み合わされています。さらに、奥深いカスタマイズシステムにより、プレイヤーのレーサーに対する自由度がこれまで以上に高くなっています。

ソニックのカートレース作品は、これまであまり注目されることはありませんでした。しかし、Summer Game Festで実際にプレイしてみたところ、『ソニックレーシング クロスワールド』はついにその評価を覆すタイトルになるかもしれない、と感じました。
 

世界を旅する


レースの始まりは、他のカートレースと同様です。タイマーのカウントダウンが始まり、各レーサーがエンジンを吹かしてブーストを狙い、タイマーがゼロになると一斉に走り出します。レーストラック上には、レースを有利に進めるためのアイテムが並び、ドリフトをすればブーストメーターがたまり、スピードアップが可能です。さらに、トラックにあるマークの上を通過すると、一時的なスピードブーストも得られます。ここまでは、カートレースゲームとしてはおなじみの要素ばかりです。

プレイヤーが最初に気づく特徴は、道路・空路・水中での移動がスムーズに切り替わる点です。各カートは、特別なゲートを通過することで飛行機やボートに変形し、各ステージのさまざまな分岐ルートを進めるようになります。変形によって得られる特有のメリットも存在します。たとえばボートは、ドリフトしなくてもドリフトメーターをチャージできるため、プレイヤーの好きなタイミングでいつでもスピードブーストを発動できるのです。
『ソニックレーシング クロスワールド』ソニック 陸 海 空
2つめの大きな変化には、すぐに気づきます。Summer Game Festでのデモでは、各Grand Prixレースの2週目が始まると、レーサーたちが巨大なポータルを駆け抜け、まったく別のトラックへと現れました。そして巧みな仕掛けとして、ポータルの先にあるトラックはランダムではなく、ポータルが近づくタイミングで先頭を走っているプレイヤーが選ぶようになっています。

先頭のプレイヤーが巨大なポータルに近づくと、2つのステージの選択肢が目の前に現れます。プレイヤーは対応する方に移動することで、行きたいトラックを選ぶことができます。選択した方に進むと、ポータルが起動し、レースは新たなアリーナで続きます。

Grand Prixの最終レースでは、この仕組みが少し違う形で使われています。それまでにプレイヤーが選んだ3つのトラックがつなげられ、それぞれがレースの3周のうちの1周分として割り当てられるのです。レーサーがポータルを通って移動する点は変わりませんが、先頭のプレイヤーがトラックを選択することはできません。そのため、他のプレイヤーとの公平性が保たれるようになっています。
『ソニックレーシング クロスワールド』エミー ミスティックジャングル
ステージ間の切り替わりは、毎回圧巻です。まったく新しいステージが一瞬で目の前に現れ、プレイヤーたちが状況に応じて動くことで、レース展開の大きな変化を感じられるのは、非常にクールです。新しいステージが読み込まれる速さは言葉では言い表せないほどで、どうやって開発者がこのような仕組みを実現しているのか、想像もつきません。
 

自分のスタイルで走る


とはいえ、『ソニックレーシング クロスワールド』で最も大きなインパクトを与える新要素は、充実したカスタマイズ機能です。他のカートレースゲームでも、ドライバーやカートを変更したり、ちょっとしたパーツをいじったりすることはできますが、本作ではそれに加えて、ゲーム性そのものを変えるGadget(ガジェット)システムを体験できるのです。

Gadgetは、特別なカスタマイズ画面でレーサーに装備するもので、スピードブーストの強化から、より強力な武器まで、さまざまな種類があります。すべての車に同じタイプのGadgetを装備することができますが、このシステムには奥深い仕組みが隠されており、ゲーム体験を一段と引き上げてくれます。
『ソニックレーシング クロスワールド』ソニック ドラゴンロード
デモでは、Boost Charge(ブーストチャージ)ゲージに4レベル目を追加できるGadgetを装備することができました。これにより、さらに強力なスピードブーストが可能になります。さらに、2つ目のBoost Chargeゲージレベルをより速く溜められるGadgetも装備しました。これによって、レベル1からレベル3まですばやく到達することができました。最後に、3つ目のGadgetは、レースの最終ラップでキャラクターのステータスを大幅に強化するものでした。

これらのGadgetは互いにうまくかみ合って機能し、私たちのDr.エッグマンは、特に最終ラップで無視できない存在となりました。レベル4までチャージしてからブーストを発動することで、複数のレーサーたちを一気に追い抜き、デモで行われたどちらのGrand Prixでも、見事に1位を獲得することができました。

さらに実験を重ねれば、このGadgetシステムはカートレースゲームの世界における、影響力のある新要素となる可能性を秘めています。中には、壁や他のレーサーにぶつかってもコースから外れたり、Ring(リング)を失ったりしないよう、レーサーの耐久性を上げるようなビルドも見ましたし、レーサーが使用するアイテムの威力を強化するといった、攻撃特化型のビルドもありました。その可能性はほぼ無限のように思え、もっと時間をかけてGadgetを試したかったと思うほどです。
『ソニックレーシング クロスワールド』ソニック サンドロード
一見すると、『ソニックレーシング クロスワールド』は他のソニックのレースゲームのように見えるかもしれません。しかしその中心には、他の作品と一線を画す数々の魅力が詰まっています。各ワールド間のスムーズな切り替えは、決して期待を裏切りませんし、Gadgetシステムは最強のビルドを探すレーサーたちにとって、マッドサイエンティストの研究所(Dr.エッグマンにふさわしい)のようです。

さらに、Summer Game Festのデモでは登場しなかったものの、『ソニックレーシング クロスワールド』には初音ミク、春日一番(『龍が如く』)、ジョーカー(『ペルソナ5』)、スティーブ(『マインクラフト』)といったキャラクターたちが参戦予定です。そして、さらに多くのキャラクターが登場する可能性もあるとのこと。これは、素晴らしいですね。

『ソニックレーシング クロスワールド』は9月25日(米国時間)にEpic Games Storeで発売予定で、現在、事前購入が可能です。